第6章 外国人技能実習制度と派遣、人材紹介の比較
人材確保の手段として、技能実習制度以外にも派遣や人材紹介という選択肢があります。
なにも外国人じゃなくても・・・
外国人技能実習生じゃなくても・・・
とおっしゃる方は実際に多いのです。
しかし、冷静に現状を考えてみて下さい。
- ・求人倍率の急激な変化
- ・今後の人口推移
- ・外国からの留学生のアルバイト時給の高騰
以上の状況から導き出されるのは圧倒的な「人材不足」です。
そんな世の中ですから、「正社員」としての募集が圧倒的に増え
「派遣」という働き方を選択する人は激減しています。
派遣労働希望者(供給)が少ないので人材派遣の価格も高騰します。
大手企業以外は派遣で人材を確保するのは極めて難しい時代になりました。
同じ時給で大手企業のきれいなオフィスと便利な立地で働くのと中小企業とでは、派遣労働者にとっては後者を選択する理由が見つからないのです。
しかし、技能実習制度の監理団体は「派遣業者」ではありません。
安易に外国人を「派遣」してくれる機関だと勘違いしてしまうと、法令違反などの事故による手痛いしっぺ返しを食らうことになります。
外国人が貴社で働くことによる複合的なメリットを考えないと、価値が見えなくなりやすいのです。
(詳しくはこちら 外国人技能実習制度と派遣、人材紹介の比較)
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