給与前払いサービスとは? 2019年最新14サービスの比較
ここまで数回に渡って、給与前払いサービスを調査してきました。
「給与前払いサービス」とは、海外など世界では当たり前のサービスなのです。
具体的に説明しますと、実際の給与支払い日から繰り上げて給与を先払いでもらうことができるサービスのことを指します。
従業員さんが働いた日数に応じて、前払い給与を申請することができます。
そこまで働いた日数分の給与の中から一定の割合の金額を先に受け取ることができる仕組みになります。
私も、過去の人生では冠婚葬祭や、旅行。
転勤や引っ越しなどの急な資金など多数の場面がありました。
急な想定外の出費が続いた場合や
すぐにお金が必要な緊急の場合に
こんなサービスがあればよかったなと思います。
私が調査した範囲では、大手企業などでは普通に使われているので、
御社で導入されれば従業員の方々にとても喜ばれるのではないでしょうか?
利用されているシーン
このような給与前払いサービスを福利厚生施策として導入している企業様での事例
正社員だけでなく派遣、アルバイト・パートの方々のみならず、外国人労働者の方までも
対象にされているそうです。
その結果、採用・定着などの場面で活躍してくれるそうです。
採用においては無くてはならないサービスとなっているとのことです
給与前払いシステムで期待できる企業メリットとは?
企業は、給与前払いシステムを導入することで以下のようなメリットが期待できるようです。
1 導入コストゼロ!費用をかけずに新たな福利厚生として導入できる
システム利用料や運用コストを抑えて実施することができ、福利厚生の充実につながります。
2.採用応募数の増加・倍加
給与前払いニーズは求人サイトなどの検索項目になるほど注目度が高く、
福利厚生面で他社との差別化をはかることができます。
★導入していない企業は求職者の対象から外れてしまうようです。
3.離職率の低下
若者独特の急な出費があります。
窮した若者は、離職の原因となる「掛け持ち」をすることになります。
「掛け持ち」で大手に転職することが多いので「掛け持ち」を抑制することが定着率を高めることにつながります。
4.従業員を信用リスクから守る
従業員様の借金などの金銭問題や金銭のトラブルを減らすことに繋がります。
給与前払いシステム14サービスまとめ
ここを見ればすべてが分かります!
大きく分類して他社利用型と自己資本積立型に分類されます。
他社利用型を優先して掲載していきます。
評価軸は利用者目線で6つのポイントとしています。
1.導入コストの低さ 無料~
2.月額コストの低さ 無料~
3.個人利用者向けのサポートセンター 自社負担・サービス側負担
4.導入までのサポートの充実度 訪問 OR ネット対応のみ
5.管理側の業務負担・使いやすさ 日々の承認・振込・その他
6.個人利用者の負担・使いやすさ サポート、言語、その他
【他社利用型】(初期費用・月額費用・運営コストなどでお得です。)
【1位】前払いできるくん|申込みから最短1週間で運用可能
前払いできるくん
特徴
導入費用・負担なし。
ランニングコストの負担なし
前払いのための資金を企業が用意する必要はない。
運用費用も無料で開始することができる。
サポートの充実度が高く、従業員から問い合わせも専門スタッフが対応してくれる。
タイムカード各社との接続も無料などあり。
日本語だけでなく、英語・中国語・ベトナム語にも対応しているため、外国人労働者も対象にできる。
企業メリット
準備資金・導入費用・運用費用0円。
最短で1週間で利用可能。
日々の前払い申込件数を簡単に確認することができる。
従業員メリット
24時間365日いつでも申請可能。
入会審査・上司の許可は必要なし。
3つのステップで簡単に申請ができる。
企業審査のみで、従業員様の審査が可能、全従業員が使用できる。
24時間365日スマホ・PCから申請可能。
15時までの申請ができれば当日に給与をもらうことができる。
サービス名:前払いできるくん
会社名:株式会社Payment Technology
URL:https://www.paytech.jp/site/
【2位】早給|海外送金サービス125ヶ国に対応
早給
特徴
「給料日前に」「働いた範囲内で」
お金を受け取れる「早給ペイロールカードシステム」の給与立替払いサービス。
立替支払金はHayakyuが用意してくれる。
企業メリット
準備資金・導入費、ランニングコスト無料。
海外送金サービス、125カ国に送金可能。
従業員メリット
企業審査のみで、従業員様の審査が可能、全従業員が使用できる。
24時間365日スマホ・PCから申請可能。
15時までの申請ができれば当日に給与をもらうことができる。
サービス名:早給
会社名:株式会社Hayakyu
URL:https://hayakyu.com/
【3位】アド給|企業側の負担・費用なく、導入可能
アド給
特徴
企業側の負担はなく、前払い資金もアド給がすべて用意してくれるため、財務負担が一切ない。工数がかかる手続き作業もアド給が代行して対応をしてくれる。
企業メリット
システム導入費、ランニング費用、前払い資金が一切不要。
従業員メリット
スマートフォン・タブレット・パソコンなどから24時間どこからでも利用可能。
午前10時までの前払い申請なら当日入金。
支払い時に上長への申請など不要。
サービス名:アド給
会社名:株式会社アド給
URL:http://adkyu.co.jp/index.html
【4位】Payme|幅広い業界での導入実績がある給与前払いサービス
特徴
若者に親しみやすいUI/UXが特徴で、資金調達で話題。
企業メリット
導入費用、月額費用が一切かからない。
誰にでもわかりやすい管理画面を設計。使い方の説明や運用の教育にかかる手間を削減できる。
導入や運用の不明点を常にサポート。
従業員メリット
月〜金の営業日13:00までの申請であれば、当日利用が可能。
最短で働いたその日に働いた分のお給料が受け取れる。
携帯電話から簡単登録・申請可能。上司の承認作業は必要なし。
簡単な操作で申請が可能。利用履歴の確認もできる。
サービス名:Payme
会社名:株式会社ペイミー
URL:https://payme.tokyo/#
【5位】プリペイ|「いつでも、どこでも給料を受け取りたい」を叶える
特徴
勤怠実績を元に利用者に前払いを処理することができる。
利用者から直接アプリなどで前払い申請を受け、プリペイが銀行口座に入金。
その後、前払い利用額とサービス利用料・振込み手数料のデータを一括で企業へ送付。
企業メリット
利用者が費用を支払う課金モデルのため、企業側が負担する費用は0円。
勤怠管理ソフトとプリペイは、CSVでカンタンシームレスに連携。
全スタッフを一括管理でき、煩わしいキャッシュの管理やヒューマンエラーも起こらない。
求職者メリット
プリペイ専用のサポートセンターがあり、不明点があれば直接問合わせが可能。
前払い申請方法は、電話・WEBの2種類。
WEBでも、金額を指定をするだけで簡単に申請できる。
さらにWEBでは、24時間申請が可能。メニューより勤怠実績/利用履歴/給与残高の確認もできる。
サービス名:プリペイ
会社名:株式会社イデアホールディングス
URL:https://ideahd.co.jp/index.php
【6位】enigma pay|企業に一切負担がかからない、前払い給与サービス
特徴
勤怠データをもとに、enigmaが従業員への前払い給与の支払いを代行しておこなう。
前払い給与の準備金も不要。
そのため、簡単に前払い給与制度を実現できる。
企業メリット
企業に運用負担がほとんどかからない。
日払い・週払いを実現するための運用業務は無料で請け負ってもらえる。
勤怠管理システムなどの業務システムと自動連携が可能。
従業員メリット
新しい銀行口座を開設することなく、使用している口座から利用可能。
PC・スマートフォン・ガラケーから、いつでも・どこでも申請ができる。
申請した分は最短で当日に振込みが可能。
サービス名:enigma pay
会社名:株式会社enigma
URL:https://www.enigma.co.jp/
【7位】速払い|多くの大手企業が導入している給与前払いサービス
速払い
特徴
従業員はWEB上で個々にapseedsとサービス利用契約を結び、速払いサービス利用料金はapseedsから従業員に対して課金。会社から従業員に対する課金は発生しないため、「賃金全額払いの原則」に関連するコンプライアンスリスクなく実施できる。
企業メリット
速払いに関わる様々な業務を アウトソージングすることで安定した運用を実現。
速払いサービスの利用の有無によって支給総額が変動することはなく、速払いサービスに係る控除項目の追加のみ。
拠点数、利用人数に関わらず定額の料金で利用可能。
従業員メリット
振り込みなどの処理はapseedsが代行するため専用口座の開設は不要。
スマートフォン、ガラケー、PCから24時間申請可能。
従業員向けの問い合わせ対応もアウトソースで対応してくれる。
サービス名:速払い
会社名:株式会社エーピーシーズ
URL:http://www.apseeds.co.jp/
他社利用型各社については、自己資金ではない分、貸出資金を他社が持つので審査があります。
従業員50人以上の規模からご利用になれるようです。
決算書三期分の準備が必要になります。
上記の条件を満たしている場合は、絶対にオトクなので他社利用型をオススメさせていただきます。
ここからは【自己資金積立型】の情報になります。
大手金融機関が運営していますので、歴史もあり信用はとても高いサービスになります。
コスト負担が気にならない大企業にはコチラをオススメします。
順位については、現在のところ中小企業向けという意味で暫定となります。
中小企業目線ですと、他社利用型七社に軍配があがるように思えます。
ご容赦くださいませ。
【8位】前給|契約社数550社。登録者73万人
前給
特徴
東京都民銀行が提供する、給料日前までに働いた範囲内でお金を受け取れる制度。多くの企業が導入しており、月々わずかな手数料で利用可能。
企業メリット
初期導入費用無料。
従業員データや勤怠データなどの取り込みなど、手間がかからない運用が可能。
企業側は振込資金を準備するだけ。
従業員メリット
ユーザーの最短の給料受取は翌日。
利用者は口座開設の必要なし。
携帯電話から簡単に申し込みができる。
サービス名:前給
会社名:株式会社東京都民銀行
URL:http://www.tominbank.co.jp/for_hojin/maekyu/donyu/index.html
【9位】CYURICA|対応ATMは全国56,000台以上の給与前払いサービス
cyurica
特徴
キュリカは、従業員が給料日を待たずに、働いた分だけの給与をATM手数料のみで引き出せる給与随時払いサービス。対応ATMは全国56,000台以上。
企業メリット
月額50,000円のシステム利用料のみで、導入の際に初期費用はかからない。
勤怠実績データを既存のシステムと連携。加算額の算出は全て自動化。
人事担当者向けのキュリカに関する説明会を開催している。
従業員メリット
随時払い分は、従業員様がATMから直接引出し可能。銀行口座の開設やプリペイドカードへのチャージは不要。
利用できるATMは47都道府県。申請手続き不要で24時間365日引き出し可能。
給料日を待たずに、その日働いた分を即時出金できる。金利もない。
サービス名:CYURICA
会社名:株式会社ヒューマントラスト
URL:https://www.cyurica.jp/
【10位】即給|さくら情報システムと三井住友銀行との提携による給与前払サービス
即給
特徴
給与前払サービス「即給」は、従業員の給与前払いの要望を企業に代わって対応。振込みを自動的におこなうサービスとなっている。
企業メリット
従業員からの申込受付から振込データ作成まで自動的におこなうことができる。
企業とのデータのやり取りはインターネットによるWebベースで簡単に実施可能。
セキュリティ面には万全の配慮。
従業員メリット
月に何度でもご利用可能(企業との取り決めにより決定)
24時間・365日受付。
前日の24時までに申し込みをすれば翌営業日に振込。
サービス名:即給
会社名:さくら情報システム株式会社
URL:https://www.sakura-is.co.jp/solution/ps-000-038.html
【11位】フレックスチャージ|三菱UFJが提供する給与前払いサービス
フレックスチャージ
特徴
三菱UFJ銀行が提供。設定された限度額の範囲内で、従業員が必要な金額を希望日に指定口座への振込により受け取れるサービス。
企業メリット
システム投資は必要なく、低コストで導入が可能。
Web上で前払いができるため、事務負荷を軽減できる。
従業員メリット
限度額の範囲内で、必要なときに必要な額を受け取れる。
パソコンや携帯電話から簡単、手軽に利用できる。
サービス名:フレックスチャージ
会社名:三菱UFJ株式会社
URL:http://www.bk.mufg.jp/houjin/it/keihi/kibou/index.html
【12位】まえばらいどっとこむ|シフト予定、出退勤管理、給与計算、給与前払いまでワンストップで提供している
まえばらい
特徴
できる限り実務担当者に負担がかからないことをコンセプトとして開発。まえばらいドットコムではkintai@mobileによる出退勤の管理から、ワンストップサービスで使用することができる。
企業メリット
勤務者の出退勤情報を、出退勤管理アプリケーション「kintai@mobile」を使用することでリアルタイムに簡単に収集することができる。
勤怠管理、給与管理がワンストップでおこなうことができる。
従業員メリット
携帯電話で出退勤を入力し、いつでも携帯電話から前払い給与の申込みができるようになる。
kintai@mobileで収集した情報がそのまま前払いに対する準備となる。
サービス名:まえばらいどっとこむ
会社名:プラネットサービス株式会社
URL:https://www.maebarai.com/
未調査 費用発生するので今後調査する予定
【13位】Q-Po|給料日前にいつでも働いた分だけお金を受け取れるシステム
特徴
パソコンや携帯から申請できる給与前払いシステム。勤怠システムも販売している会社であるため、ワンストップで給与システムを構築できる。
企業側のメリット
勤怠管理システムと前払いシステムを同じシステム上で利用できる
導入までのサポートが綿密
従業員側のメリット
手数料は利用した分だけ
パソコンや携帯などからいつでも申請できる
サービス名:Q-pro
会社名:株式会社MOBIC
URL:http://mo-bic.jp/q-po.html
【14位】SUGUIRU|企業側の費用・リスクを限りなくゼロに近い状態で給与の前払いサービスを実現
特徴
アクリーティブ株式会社が提供するサービスの一つ。企業側は少額のコストで給与前払いサービスを導入できる。
企業側のメリット
月額5000円~という低価格で前払いシステムを導入できる
前払い準備金を用意する必要がない
従業員のメリット
PCやスマートフォンから前払い申請ができる。
前日までの給料を最短で当日までに振り込みが可能
サービス名:SUGUIRU
会社名:アクリーティブ株式会社
URL:https://www.accretive.jp/service/solution/suguiru/
エスプリ|パート・アルバイトの採用を支援する給与前払いサービス
特徴
現行の給与システムを崩さずに導入できる給与前払いシステム。
企業のメリット
給与の手続きの代行もしてもらえる
月額基本料金が安い
従業員のメリット
一回の振り込み手数料が安い
サービス名:エスプリ
会社名:株式会社シスプロ
URL:http://sysad-syspro.net/spre/index.html
取材依頼について
取材依頼はこちらからお受けしています。
代理店様からの取材依頼はお断りしています。
予めご了承ください。
https://55auto.biz/sia-mail/regires.php?tno=10
1.導入コストの低さ 無料~
2.月額コストの低さ 無料~
3.個人利用者向けのサポートセンター 自社負担・サービス側負担
4.導入までのサポートの充実度 訪問 OR ネット対応のみ
5.管理側の業務負担・使いやすさ 日々の承認・振込・その他
6.個人利用者の負担・使いやすさ サポート、言語、その他
現在は、ランキングとなっていますが、比較表の作成を予定しています。
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