第4章 外国人技能実習制度の受け入れスケジュール
外国人技能実習生の受け入れスケジュールを理解するには、法務省入国管理局が作成している資料が一番理解しやすいかと思います。
下の図1をご覧ください。
「出入国管理及び難民認定法及び日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法の一部を改正する等の法律」
この図は平成21年の7月15日に公布され、平成22年の7月1日から施行されているものです。
上段から下段の図へ平成22年の7月1日から変わっています。
(詳しくはこちら 外国人技能実習制度の受け入れスケジュールについて)
ご覧の様に外国から来日して1年目を終えて、2年目に入る前に技能検定試験があります。
この技能試験自体は難しいとは言えないのですが、試験は日本語にて行われます。
つまり、日本語で試験問題を理解し、日本語で解答できるレベルでないと試験には通過しないことになります。
試験に合格しないと、本国に帰らざるを得ない結果になります。
これは技能実習生にしても企業においても、手痛い結果となりますので、外国から来日後すぐに毎日、日本語を学ぶ習慣をつけてもらわないといけません。
事故のない優良な受入企業には合計5年の技能実習期間を定めることも決まっています。(2017年実施に向けて準備中)
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