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サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリットとは何か?

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介護サービス

皆さんは一時期、サービス付き高齢者向け住宅と言う住宅が話題になった事を覚えていますか?国の高齢者等居住安定化推進事業と言う所から補助金が支払われていましたので、医療法人やNPO法人だけではなく、不動産業界や居酒屋で有名なワタミまで参入していました。

確かに話題にはなっていましたが、どんな住宅かいまいちピンと来ない人も多いでしょう。
本日サービス付き高齢者向け住宅の内容とメリット・デメリットについて解説していきます。

サービス付き高齢者向け住宅とは?

サービス付き高齢者向け住宅は国ではなく民間事業者によって運営されており、都道府県別に認可や登録を受けた賃貸住宅になります。その住宅に入居されている人は高齢者ですが普段通り生活できている方、要介護ですが軽度の状態の人が住めます。

他の賃貸住宅と異なり、バリアフリー対策が施されており転倒防止のために段差を極力無くす工夫・エレベーター設置・安否確認システム・監視カメラ等住居によって異なりますが、対策が施されています。そして何より、高齢者施設が自身の住んでいる地域に無いから知らない土地に移ると言う事は殆ど無く、住み慣れた地域で住宅を発見できます。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット
それではメリットを3つに分けて説明していきたいと思います。

1.高齢者でも契約をしやすい

もともとサービス付き高齢者向け住宅は高齢者のために建設された住宅ですので、他の賃貸住宅よりも審査が緩くなっています。とは言え、入所する前に本人確認書類や連帯保証人の書類、そして収入や資産等の証明書類の提出を求められます。
金銭面で難がある人は例え審査が緩くても入所は厳しくなるでしょう。

2.サービス付き高齢者向け住宅の選択肢が多い

先ほど紹介したように、医療法人やNPO法人だけでなく不動産業界までも参入しています。
例えばA社でしかないサービスがある、B社は駅に近い物件や商店街の近くに物件を多く所有している等の特徴が出てきます。
他の介護施設のように殆ど同じ施設内容ではなく、自分に合った住宅を選択できるのもメリットの1つと言えます。

3.介護スタッフがいる

紹介したサービスの他に、常駐している介護スタッフによる介護相談や安否確認、そして施設によっては介護スタッフが身の回りのお世話まで行ってくれます。
そしてサービス付き高齢者向け住宅が大きい場合、リハビリ施設もありますので介護を受けながらリハビリも受けられます。

以上のようにメリットは多数ありますが、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

サービス付き高齢者向け住宅のデメリット

デメリットとして「費用が掛かる」そして「認知症等の重症の方は住み続けられない」事です。

一般的な賃貸と比べて月平均10~20万円近く掛かります。
これが都市圏になればなるほど高額になり、30~40万円と言う物件まで出てきます!
中には初期費用でも数十万、大規模サービス付き高齢者向け住宅では数百万円取られることがあります。

また重症の方が住み続ける事は難しいです。
サービス付き高齢者向け住宅では、要介護でも軽度の場合であれば住む事ができると先ほど説明しましたよね?ところが建物よって「入居時に自立されている方限定」「認知症等の重症の場合は認められません」と言う様に書かれていることがあります。
そのため酷い時には追い出される事もあります。

最後になりますが、一時期話題になったサービス付き高齢者向け住宅には上記のようにメリット・デメリットがあります。とは言え一般的な賃貸住宅と比較すれば住みやすく、介護スタッフ等のスタッフが多数いますので何か起きても安心です。
もしどうしようか悩んでいる人がいましたら上記を参考に検討してみてはいかがでしょうか?

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