介護

普段の生活でリハビリをしよう!認知症の進行は遅らせる事ができます!

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認知症進行を遅らせる

昨今、日本人の4人に1人が高齢者という超高齢社会です。身内の中に認知症を患っているという方も少なくないでしょう。適切な治療や生活をしなければ、認知症の二次的機能障害である廃用症候群(意欲低下、筋骨格系の低下)から寝たきりの生活を余儀なくされる恐れもあります。
最近では、アリセプト以外の認知症治療薬が開発され、色々なタイプの認知症に効果を示すようになりましたが、ただ薬を飲むだけでなく、食生活を見直したり、体を動かしたり、頭を使う事が重要です。

今回は、認知症の進行を遅らせ、さらに廃用症候群を防ぐ、日常生活の中でのリハビリについてお話します。

生活リズムを整える

認知症の方の周辺症状に、睡眠障害があります。その為昼夜逆転の生活になってしまうことも多いと思います。
まずは、1日の始まりに朝陽を浴びましょう。脳が覚醒し、もともと25時間で回っている体内リズムを24時間に整えることができます。そして規則正しい時間に食事をし、入浴し、床に入りましょう。
可能ならば、ラジオ体操や散歩を取り入れ体を動かすことで、良質な睡眠に繋げることが出来ます。

普段の生活でリハビリテーション!

認知症の方は、多くの孤独や不安の中で生きています。一人では何も手につかない…なんて事もあります。
一人一人趣味や嗜好は違って当たり前。やりたくない事を無理にやることが、意欲低下を招くこともあります。
その人の好きな歌を聴きながら一緒に思い出話をしたり、料理をしたり、アイロンをかけたり、掃除をしたり…なんでもいいのです。
取り組み方次第で、普段の生活の中で、回想法・音楽療法・作業療法が出来るのです。大切なのは、その人と向き合い、寄り添いながら行う事です。孤独や不安を解消し、意欲を引き出すことに繋がります。その結果「やりたい!」という自発的な気持ちを呼び戻し、趣味や興味のあるものを行動に起こすことができるでしょう。

脳を守る食材は…

脳は多くの酸素を必要とする為、活性酸素の工場のようなもの。脳の酸化防止には、抗酸化作用のある野菜や果物を積極的に摂ることが良いとされています。
また、青魚に含まれるDHAやブルーベリーや胡桃などに含まれるポリフェノールも、効果が期待できます。
このような食材を使い、思い出話(回想法)をしながら、一緒に料理(作業療法)をするのも良いでしょう。

認知症は残念ながら治る病気ではありません。うまく付き合い、急がず焦らず、個々に合った生活の中で、無理なくリハビリをしていきましょう。

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