終身介護が可能な施設の一つとして、介護特別養護老人ホームがあります。
以前のような、閉鎖的な外観でもなく、プライバシーを尊重した全個室に、10名程に仕切られたユニット型が主流となっています。
これは、より家庭的な雰囲気に近づける為の造りであり、入居されている方の個人を尊重したものとなっています。
ユニット型と個室での生活は?
ユニット型であることにより、小規模なグループホームのような雰囲気があります。
ユニット内には、スタッフが必ず一人は常時いるので、ユニット内では皆でテレビを見たり、おしゃべりをしたりする事も多く、アットホームな感じを大切にしています。
一人になりたい方は自室に戻れば良いので、自分の生活リズムを崩さずに生活出来ます。
また、ユニットで談話を楽しみたい方は、他のユニットに遊びに行ったりして友達を見つけることも可能ですし、他の入居者様が居なくても、スタッフが話し相手になりますので、退屈する事はありません。
このような点からも、個々の生活を尊重している施設という事が言えます。
しかし、あくまでも集団生活のために、食事や入浴は時間が決まっているのと、トイレが共同であることが、生理的に嫌でなければ、快適に過ごすことが出来るでしょう。
ユニットは小さく小分けされているので、無駄なく目が行き届きますので、転倒やその他の事故にも、即対応が出来ます。
また、個室に関しては、鍵が付けられていますが、何かしら起こった時には、ナースコールがありますので、直ぐに駆けつけることが可能です。昼間は、食事やおやつの時に、必ず声掛けをしますし、夜間は1時間若しくは2時間置きに巡視を行っているので、安心感も随分違うでしょう。
このような点から、自宅にはかないませんが、施設という意識も少なく、快適に過ごされている方が多いようです。
楽しみの一つである食事
施設で暮らす入居者様にとって、楽しみの一つでもある食事ですが、施設により提供の仕方が随分と異なってきます。大抵は、自宅で使用していたご飯茶碗・汁物のお椀・お箸・湯呑茶碗などを持ってきてもらい、それを使用します。
食事も温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに、召し上がって頂くように工夫をしています。また、昼食や夕食のどちらかを、お肉またはお魚というふうにメインを選ぶことが出来る施設もあります。
病院のようにお盆で個人個人の食事を運ぶのではなく、スタッフが一人一人回りながら、ご飯やお味噌汁を配膳していきます。
食事は楽しく、そして美味しく食べて頂きたいので、ランチョンマットなども取り入れながら、色んな工夫をしています。
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