新聞やテレビでもたびたび紹介されている「介護職離れ」
皆さんの中にも一度は耳にした事があると思います。
せっかく就職をしても付いていけずにわずか1ヶ月で退職してしまう人もおり、大きな問題にまで発展しています。そもそも、なぜ介護職から人材の流出が止まらないのでしょうか?今回は介護職がなぜ離職率が高いのかを3つに分けて紹介していきます。
- 勤務時間
初めに紹介するのは勤務時間です。
例えばある会社が「8時~17時(1時間休憩有り)」で残業は「週40時間以内」だとします。
一方介護職の現場では定時で退社することは難しいとされています。
と言うのも、人材不足や緊急時に対応しなければならないためです。
もし遅番から早番の方へスムーズに交代できれば理想的ですが、1人でも休まれてしまうとよっぽど大企業の介護職でないとそのまま出勤になるのです。
そのため過労の末倒れてしまったり、自分の時間が確保できずに退職する方が増えているのです。
- 介護の現場
介護をされている方々が皆さん優しい、または温厚でしたらお仕事のストレスもなく勤務できます。ですが、介護の現場はそこまで甘くはありません。
介護をされている方々から暴言や暴力が多いのです。
「この人が気に入らない」と罵詈雑言を浴びせたり、暴力を振るわれても介護職の方々は我慢しなければいけません。
ニュースでもたびたび放送されているように、少しでも暴力をすると大きく取り上げられてしまう可能性があります。
勤務時間は耐えられても、介護をされている方々からの暴言や暴力に耐えられないと悲鳴を挙げる人が増加しているのが現状です。
- 給与
最後に紹介するのは給与です。
これが一番、介護職から人が流出する大きな理由でしょう。
介護職は一般企業のように最初から手取りで20~25万円もらえるところは本当に少ないのが現状です。手取りで10~12万円、良くて14~15万円が現状です。
それに他の企業のように昇進と言うのが少ない職場ですので、中にはその給与が変わらないと言うのもあります。
そのため「給料が少ないからやってられない…」「給料が高ければ勤務時間・介護のストレスも我慢できるのに…」と言って他の職場に移ってしまうのです。
いかがでしたか?
介護の現場では、常に人材を募集していますがなかなか集まりません。
上記のような理由があるため、思うように人材が集まらないのでしょう。
しかし、現在では民間企業が賃金の底上げや勤務体系の見直しを画策していますので今後、もしかしたら介護の現場も他の職場と変わらない
環境になるでしょう。
引用URL
https://www.pakutaso.com/20111236339post-978.html