介護

リハビリテーションに特化している施設があるのをご存知ですか?

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介護施設

介護施設で食事や入浴をサポートしてくれるのは、もちろんですがリハビリテーションに特化している施設があることはご存知でしょうか?
介護老人保健施設は、要介護1から要介護5と認定された方を対象に、リハビリテーションを中心とした医療サービスを提供し、在宅復帰を目的としている施設です。
看護師、介護職員に加え、医師や理学療法士、作業療法士といったリハビリテーションに特化した医療専門職も配置しています。
こういった特性から、医療法人が事業主体になっているケースが多くあります。

介護老人保健施設の特徴とは?

まず施設の目的が在宅復帰であるということが他の施設とは大きく異なります。
看護師、介護職員をはじめ、医師や理学療法士、作業療法士といった医療専門職が入所者のリハビリテーションの支援を行なっています。

また、栄養士や支援相談員、ケアマネージャー(介護支援専門員)など、様々な専門職がおり、退所後の在宅での生活に支障がないよう家族も含めた生活全般にわたる相談援助を行なっています。
特別養護老人ホームと形態は似ていますが、終身に渡り入所者を介護するのが特別養護老人ホームであるのに対し、介護老人保健施設は在宅復帰を目指したリハビリを行なう施設です。
介護老人保健施設は、早期復帰を目的としているため、入所から3~6ヵ月で退所となるケースがほとんどです。
例えば冬の寒い時期のみの体調管理目的で利用される方もいらっしゃいます。

入居の対象となる特定疾患は?

介護老人保健施設は、介護保険下のサービス事業として位置付けられているため、介護保険の被保険者であり、介護認定審査会において要介護状態であると認められることが必要です。
また、在宅復帰が目的であるため、病状が安定し、入院治療の必要がないことが入所要件です。
介護保険の被保険者は、65歳以上の第1号被保険者と、40歳以上65歳未満の第2号被保険者から構成されています。
第2号被保険者の利用については、次のような特定疾病が原因である場合には、入所が認められます。
初老期における認知症、骨髄小脳変性症、関節リウマチ、脊柱管狭窄症、筋萎縮性側索硬化症、多系統萎縮症、後縦靱帯骨化症、脳血管疾患、骨折を伴う骨粗鬆症、閉塞性動脈硬化症、進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、及びパーキンソン病、両側の膝関節、または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症、及び糖尿病性網膜症、がん(がん末期)などは該当します。

いかがでしたか?知っていて損はないと思います。
自身でのご利用や、まわりの方のご利用がある場合、該当するか確認してみてはいかがでしょうか?

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