施設を選択していく時に、入居率という面を見ておくと良いでしょう。入居率は低いとそれだけ利益が少ないことになり施設としては赤字のリスクが出てくることになります。そのため施設はこの入居率を高くしていくために多くの人を入居させていこうとするものです。施設を利用していく際に、いつでも入れる、いつでも入居できるというと入居率が低いように感じてしまうかもしれませんが、一概にそうであるとは言えません。
退去する人が近々出てくる場合、入居はすぐにできる可能性は高くなります。また入居率が高くても部屋が空いていれば当然すぐ入居することができる場合も高いです。すぐに入居できる=危ないというものではなく、入居率が低い状態が危ない状態ということになります。
介護の施設は足りていないと言われる状況で入居率が低いというのは何かしらの問題があるケースも考えることができるでしょう。そのためそのような施設に入居していこうとする際には、少し注意をして、気になることは全て確認しておくことをおすすめします。入居率は、情報としてデータを公開していなくても、部屋数と入居している人数で大まかな数字を出していくことはできます。80パーセント以上になっている場合は、健全な経営をされている可能性が高く、これより低くなってしまっている場合には少し注意が必要となります。
ただ、その施設が新しい場合は少し話が変わってきます。施設が業務を開始してから1年以内であると入居率がとても低くなってしまっている場合があります。これはある意味で当然であり、良い施設でも悪い施設でもこのような状態になることは当然あります。新しい施設の場合には少し入居率はアテにならない面があるので他の情報を確認していくことをオススメします。
- 50パーセントの入居率が長期間続いている場合
入居率は80パーセント以上をベストとし、これを1つの基準にしておくことをおすすめします。しかし全ての施設がこの基準を満たしているとは言えないでしょう。大きく下回ってしまうこともあります。特に50パーセントを切ってしまうような場合には、入居は控えておくべきかもしれません。長期間この状態が続いている場合、経営としては非常にリスクの多い状況になっている可能性が高いです。(工事や何らかの理由がある場合には当然例外となります。)入居率は情報として公開している施設も多いので、説明会等の時に、参考として聞いておくこともそう難しくはありません。
引用
http://nursing-care.org/01-wheelchair/009-wheelchair.html
http://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=121117&word=%E4%BB%95%E4%BA%8B-%E4%BB%8B%E8%AD%B7-m02