介護用品はとても種類が豊富です。とても安く購入できるものもあれば、高価な介護用品もあります。介護用品を利用していく際に、基本的な用具は介護保険を利用して揃えていくこともできます。(ただ、介護保険の等級が要支援の段階であると要介護の場合に比べて、利用できる介護用品の種類は減ります)レンタルという手段が主流であり、とても安くそして気軽に利用していくことができます。介護保険を利用して、介護用品をレンタルしていくことは日々の介護を楽なものにしていくだけでなく、介護にかかってくる費用を少なくすることにもつながります。
要介護2になっていくと、レンタルできる介護用品がとても多くなります。車椅子を始めとして、床ずれ防止の道具、車椅子に利用できる部品などをレンタルすることはできます。
この他に手すりや歩行器などもレンタルできますが、これらは、要支援の人でも、要介護1の人でもレンタルできるので、比較的活用の幅は大きいと言えるでしょう。
車椅子などが要介護2からレンタル可能になる背景としては、要支援、要介護1の人であると車椅子は過剰な介護用品になりがちと考えられているからと言えます。この段階であると自分の足でしっかりと歩行することができるケースが多く、車椅子を利用してしまうと、その歩行の機会を奪ってしまうと考えられています。それゆえに、介護度2からレンタルという仕組みになっていると言えます。
- 条件を満たしているからといって借りられるとは限らない
要介護2と言っても、人によってその状態は大きく違ってきます。人によっては要支援のように見えても、要介護3という場合もあります。病気や症状の段階、身体的強度などの関係で同じ介護度でも印象が大きく違ってきます。
歩くことに問題がない人は、車椅子のレンタルは難しいと思っておく必要があります。歩行器や杖などをレンタルして、できるだけ歩行機能という残存されている機能を活かした生活を心掛けていくことがとても大切になります。
1つ便利な用具を用意してしまうと、それだけでその用具に頼りがちになってしまいます。介護用品は介護を楽にしていける魔法の道具でもありますが、使い方を間違えてしまうと身体機能低下のきっかけになってしまうので大きな注意が必要です。複数の用品を組み合わせて、あえて便利過ぎない環境を整えることも介護の現場ではあり得ます。(このあたりは福祉の専門家、リハビリの専門家が環境設定をしてくれます)
引用
http://www.photo-ac.com/main/detail/7539?title=%E8%BB%8A%E3%81%84%E3%81%99%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%88%BA%E3%81%95%E3%82%93%EF%BC%94