現代の日本は高齢化が進んでいます。平成26年版高齢社会白書によると、平成25(2013)年10月1日現在、総人口の内65歳以上の人口は過去最高の3,190万人で割合は25.1%です。このことから現代の日本は超高齢化社会であるといえます。それだけに、利用者の要求に沿って、高齢者向けサービスは多様な広がりを見せています。そこで、今回は、注目のサービスを2種類紹介したいと思います。
通称サ高住とは?
まず、注目するのは、サービス付き高齢者住宅です。サービス付き高齢者住宅は、デイサービスが併設されている事が多いので、施設で生活をしながら、デイサービスを利用できることから、人気が上昇していると考えられます。身の回りのことから、デイサービスでのレクリエーションなど、充実した1日を過ごせるという点からサービス付き高齢者住宅は利用者の生活の質の向上に大きく貢献しているといえます。
リハビリを取り入れたデイサービス
次に注目するのは、リハビリ型のデイサービスです。このデイサービスは、リハビリをしたりレクリエーションを通じて、他の利用者と交流したりできるので、自宅で暮らしたいけど、リハビリが必要である人、自宅での閉塞的な生活から脱出して、充実した1日を過ごしたい人の願いに叶ったものであると考えられます。このことからサービス付き高齢者住宅に次いで、人気が上昇していると考えられます。リハビリをしたり、レクリエーションを楽しんだり、なにより、自宅で過ごせることが家族としても、利用者本人としても喜ばしい点であるといえるではないでしょうか。
高齢者向け介護サービスの需要の拡大に際して、以上に述べた人気の高齢者向けサービスが介護・福祉分野での大規模な事業の拡大が見込まれます。このような状況の中で、注意して見るべきものは1つ1つの施設が高いクオリティーを持ちながらどれだけ1人1人の利用者のニーズに応えられているかという点につきるのではないでしょうか。この点に対応できている施設がこれから残っていく良い施設ではないかと考えます。
最後に、現代の介護・福祉分野では、良い高齢者向けサービスとは何かということが問われることが多いといわれます。それは、自分が受けたいサービスであるということにつきると考えられます。例えば、椅子からベッドに移るとき皆さんはどんな介助をして欲しいですか。その答えは、しっかり支えられて、かつ楽であることではないでしょうか。その事の1つ1つを追及する視点がこれからの高齢者向けサービスを評価する視点になるのではないでしょうか。
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