今回は、若返りホルモンを増やすことによってできるダイエット方法についてみていきたいと思います。
【若返りホルモンを増やす方法】
若返りホルモンといえば、第三回でストレスと肥満との関係についてみていったときにご紹介しましたね。覚えておられますか。
そう、「DHEA」です。
若々しさや、免疫力、意欲などを保つために重要なホルモンでしたね。
これらはストレスによって分泌が減ってしまうということをご説明したと思います。
この若返りホルモンである「DHEA」をなんとかして増やしたいと思われる方も多いと思いますが、悲しいかな、これは年を重ねるにつれて、分泌量が減ってきてしまいます。
ただ、増やす方法もあるのです。
それは、軽い運動をすること。特に筋力トレーニングがおススメです。
若返りホルモンのDHEAの分泌が促進されるばかりではなく、筋肉がつくことによって基礎代謝も高まります。
筋肉がつけば同じ生活をしていても食べたもののカロリーも消費されやすくなりますから、「筋力トレーニング」はダイエットにも若返りにも効く万能薬ともいえそうです。
【筋力トレーニングの効果】
では、どの部分の筋力トレーニングをすると効果があるのでしょうか。
特に下半身の筋力は、年々減少してくるようです。
太ももの前面にある「大腿四頭筋」、太もも後面にある「ハムストリング筋」、お尻にある「大臀筋」、そして有名な「腹筋」や「背筋」などは年齢とともに衰えやすく、お年寄りになるとちょっとしたことで膝が痛くなってしまったり、足が上がりにくくなり、ちょっとした段差で転びやすくなってしまうのもこのあたりの筋力の低下が原因といえそうです。
前回ご紹介した「歩く」ということによっても筋力は鍛えることはできますが、筋トレを加えるとさらに効果はアップします。
【簡単な筋力トレーニング】
今回は、どんな年齢の人でもできそうな比較的負荷の少ない、若返りホルモンの「DHEA」を効果的に増やせる、簡単な筋力トレーニングをご紹介したいと思います。
①簡単スクワット
1.まっすぐ前を向き、肩幅に足を開きます。腕は「前へならえ」のように前にのばします。
2.膝がつま先の前に出ないように気をつけながら、ゆっくりと膝を曲げます。
3.ゆっくりと元に戻します。1~3を10~20回繰り返しましょう。
②簡単腕立て伏せ
1.両手を肩幅より少しひろげて床につけ、膝も床につけます。
2.ひじを直角になるまで、ゆっくりと曲げます。
3.ゆっくりと元に戻します。1~3を10~20回繰り返しましょう。
普通の腕立て伏せだと女性で筋力がないようなかたですと一回もできないなどというかたもおられるかもしれませんね。今回は、ひざをつけることによってより簡単にできるようにしてみました。
筋力があるかたは、普通の腕立て伏せにも挑戦してみてください。
次回は、ストレッチでダイエットする方法についてみていきたいと思います。
(Photo by Ashinari http://www.ashinari.com/)