前回は、簡単な筋肉トレーニングをご紹介しましたが、第七回目の今回は、ストレッチでダイエットする方法についてみていきたいと思います。
筋肉は、加齢とともに固くなり、また関節も可動域が狭くなってきてちょっとした運動をしただけでケガをするリスクが高まります。
前回のように筋肉トレーニングの前後には、できればストレッチなどをして体をほぐすと良いようです。
ストレッチをすることによって筋肉や関節が柔軟になり、血流が良くなり体が温められます。筋肉痛にもなりにくく、疲れも回復しやすくする効果が期待できます。
ダイエットに良いだけではなく、高血圧や動脈硬化などの心配がある人にとってもストレッチは大変良い健康効果をもたらしてくれます。
また、実験によるとストレッチをすることによって、アルファー波が増えるようです。
ストレス解消にも良いようです。第三回でストレスと肥満の関係についてみていきましたが、ストレッチはストレスを解消のサイドからみてもダイエットに効果的といえそうです。
【ストレッチをする際の注意点】
①反動はつけずに、ゆっくりと伸ばしましょう。
②呼吸は止めずにしましょう。止めると血圧上昇の危険があります。
③自分がこのストレッチでどこを伸ばしているか意識してみましょう。
④イタ気持ち良い程度にやりましょう。痛いと感じると筋肉が硬直し逆効果です。
【効果的なストレッチ】
では、実際にストレッチをしていきましょう。
<太もも前面のストレッチ>
1.壁に手をつき、右足を後ろに上げます。
2.右手で右足の甲を持ち、お尻に引き寄せるようにストレッチします。
3.左も同様におこないましょう。
この際、背筋はピンと伸ばし、太ももの前面がイタ気持ち良い感じに伸ばされていることを意識しておこなうと良いでしょう。
<ふくらはぎ、アキレス腱のストレッチ>
1.壁に両手をつき、右足を前、左足を後ろに開きましょう。
2.右足のひざを曲げて左足のふくらはぎ、アキレス腱のストレッチをします。
3.右足も同様にストレッチしてみましょう。
体の軸はまっすぐに保ちながら、前かがみにならないように気をつけましょう。
<椅子に座ったままできるストレッチ>
デスクワークなどで脚や腰回りがだるい感じなってしまったときにおススメのストレッチです。
1.ひざ下を両手でかかえて、胸に引き寄せていきます。
2.そのまま15~20秒ほどキープします。
3.ゆっくりと元に戻し、逆の足もおこないましょう。
毎日短時間でもよいので、こまめにストレッチすることによって柔軟な体を保つようにしたいものですね。
次回は、何かをしながらダイエットする方法についてみていきたいと思います。
(Photo by Ashinari http://www.ashinari.com/)