冬のように寒い時期は、服も厚着になって人に見られる機会もそんなにないので少しくらい太ってバレないですが、その油断を溜め込んで気が付けば春や夏。温かくなるにつれて、着ている服も薄くなっていきますよね。
すると、今まで目立たなかった、そしてバレなかったお肉が…なんてことになりたくはないですよね。
薄着になった時に、自分では気づかないですが他の人から見たら「うわぁ…」と思う場所はどこでしょう?
おそらくそれは、背中の肉です。他の人の背中のお肉がはみ出ているのが気になる方も多いのではないでしょうか?
それほど、自分では見えない背中ですが意外に他人からは見られているものです。
しかも、一度お肉がついてしまうと、なかなか落ちづらいのが悩みの種ですね。
そんな悩みは肩甲骨体操で解消しましょう!
そもそも、背中とはお肉がつきやすい体型です。
言い換えれば鍛えづらい場所ですよね。
私たちの手は、主に前で使うための形でついています。
関節がそのように曲がっているし、目が前についているからです。
携帯を後ろでいじったりはしませんし、何か重い箱を持つときわざわざ背中の方でもったりしないですよね?
このように、自主的にトレーニングなどをしないと、腕は後ろ方向には動かされません。
つまり、背中の筋肉が使われにくい状態にあるというわけなのです。
猫背による追い打ち
先ほど説明した、背中の筋肉を使わないという話に加えて、もう一つ…
猫背の姿勢は背中のお肉を目立たせます。
実は背中の筋肉である「脊柱起立筋」は脊柱=背骨をまっすぐに起こす筋肉であり、代謝の筋肉でもあるのです。
首の付け根あたりから、骨盤近くまで広範囲を覆う筋肉で、その筋肉が働くだけで、筋肉が使われるのでお肉が付きにくくなるのですが、猫背でいると背骨をまっすぐに起こす必要がない為、筋肉は使われなくなり、無駄肉がついてしまうというわけです。
背中のお肉の解消法は?
背中のぜい肉は、肩甲骨の下周辺についてきますよね。
また猫背になると、肋骨の上にある羽のような形をした肩甲骨がスムーズに動かなくなるのです。
・肩甲骨を動かす体操
1.右腕を耳の横につけるように上に伸ばします
2.肘を背中側に曲げます
3.左手のひらで右肘あたりを持ち、右腕を左方向に引っ張ります
4.左側も同じように、1~3の手順で右方向に伸ばしましょう
ポイントは、体全体はまっすぐにしたまま、肩甲骨を動かすイメージで、腕のみを逆側に倒すことです。
・腕引き肩甲骨体操
肩甲骨の動きをつけた後は、ぜい肉を動かしてやりましょう。
1.脇をしめ、両肘を曲げて身体の横につけます
2.右肘、左肘と交互に、後ろに引きます。
ポイントは、脇を開かないことと、力強く行う事です。
姿勢を正し、動かしていない肩甲骨を動かすことで、醜い背中のぜい肉に直接アプローチしてすっきり背中を手に入れましょう。