「ダイエットしたい!運動しなくちゃ!」
と思っても、普段全く運動の習慣がない人が、ダイエットのために急に何か激しい運動をするというのは大変なのではないでしょうか。
そこでおススメしたいのが「ウォーキング」です。
歩くことは誰でもできますね。
太らない体、太りにくい体を作るためには、まずは軽めの運動を毎日続けてすることが何よりも大切です。
今回は、歩き方とダイエットについてみていきたいと思います。
【ウォーキングのススメ】
ダイエットには、「有酸素運動」をすることが良いとよくいいますが、ウォーキングも有酸素運動の一つです。
有酸素運動とは、空気中の酸素を体に入れて、体内の糖質、脂肪などをエネルギーとして消費できるようにする運動ですので、体脂肪や内臓脂肪を減らすのにも大変適しています。
また、ウォーキングを続けることによって持久力も高まり、ダイエットに良いだけではなく、将来の心臓や血管系の病気のリスクも減る効果が期待できます。
【有酸素運動と無酸素運動】
気を付けておきたいのが、ウォーキングだと物足りないからと全速力で息があがるほど走ったりしてしまうのはあまりよくないということです。
短距離などを全速力で走るときには、有酸素運動ではなく、無酸素運動となってしまいますから、消費カロリーは増えるかもしれませんが、心肺機能を高めて病気を予防するような面ではおススメできません。
特に、年配のかたですと体の負担になることもありますので、できれば避けたほうが良いでしょう。
【理想の歩く速度は?】
では、理想的な歩く速度はどのくらいなのでしょうか。
これは、年代や性別によっても少し違ってきます。背の高さなどによっても少々変わってくるとは思いますが、平均をご紹介したいと思います。
一分間で歩く距離でみていきたいと思います。
(男性)
・20代 125m
・30代~40代 120m
・50代以上 115m
(女性)
・20代~30代 115m
・40代 110m
・50代 105m
・60代以上 100m
上記を参考にして、心拍数などにも注意しながら、いつもよりも少し速いくらいの速度で歩いてみましょう。
ゼイゼイ息があがってしまい、悲壮な顔をしながら歩かなくてはいけないような速度で歩くのはNGです。あくまでも笑顔で歩けるくらいの速度をキープするようにしたいものです。
普段からほとんど運動習慣のない人は、最初のうちは無理のない範囲で、いつもよりほんの少しだけ早歩きするくらいからはじめてはいかがでしょうか。
一度に一時間などと考えると嫌になってしまいます。
最初は一日10分くらいからはじめて、徐々に歩く回数を増やしていきましょう。
一日10分を三回続けるだけで30分になるというような考え方をすると良いでしょう。
次回は、若返りホルモンダイエットについてみていきたいと思います。
(Photo by Ashinari http://www.ashinari.com/)