皆さんは、ペットと一緒に暮らしていますか?
ペットブームを経験している団塊の世代が65歳以上に続々と仲間入りしていることから、今後もペットと暮らす高齢者の割合は増えていくことは明らかです。
そんな中で気になるのが、飼い主の高齢者がもし介護や入院が必要な状態になったら、ペットとの暮らしはどうなるのか…ということ。
ペットは毎日の生活に生きがいや癒やしを与えてくれる大切な存在ですから、できることなら生涯一緒に暮らしたいですよね。
ペットは家族同然
ペットと入居できる老人ホームや高齢者向け住宅の数は、まだまだ少ないのが現状ですが、ペット入居可をうたっているある特別養護老人ホームでは、犬や猫と同居できるフロアを設けているといいます。
動物が苦手な人やアレルギーがある人を対象にしたフロアと分けることで、安心して一緒に暮らすことができますし、動物のお世話をするスタッフも増強して、犬の散歩はボランティアが行うなどのサポートも充実しているそうです。
ペットと暮らす一人暮らしの高齢者をサポートする取り組みも始まっているようです。NP不測の事態で高齢者がペットと一緒に暮らせなくなった場合に新しい飼い主を探したり、希望する高齢者の自宅に動物看護師などを定期的に派遣して、動物のケアを行うシステムも構築されつつあります。
高齢者とペットにまつわる課題の解決は、まだまだこれから。
とはいえ、こうした取り組みが少しずつでも広がっていくことに期待していきたいです。
アニマルセラピー
同居により動物と触れ合うことで、入居者の症状改善など、アニマルセラピーの効果も期待できるそうです。
アニマルセラピーとは動物を治療の一部として介在させることにより、患者の身体的、精神的、社会的機能の回復を目的とする医療行為の一種とみなされています。
人のストレスを軽減させたり、自信を持たせたりすることを目的として、人と動物とを触れ合わせる療法です。
犬や猫を始め、ウサギ、ウマ、イルカなど、人間と喜怒哀楽を共有できるような情緒性の高い哺乳類が主にセラピーアニマルとして用いられます。
現在の日本では、欧米に比べ動物への理解や法的整備などが遅れているため、残念ながらまだまだ馴染みが浅いです。
動物で病気が治るのかと言った声も多々あります。
しかし、子供の頃に家庭に動物がいれば優しい子が育つと言われるように、症状が軽減することも決して珍しいことではありません。
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