身内の介護・または義父・義母の介護等、社会人の中には介護をされている人も多いでしょう。
そこで必要になるのが介護食ですよね?
ですが介護食には幾つかの注意点があり、中でも「きざみ食」には注意が必要になります。
「きざみ食って何?」
と言う人もいますので今回、きざみ食について紹介していきます。
■1:きざみ食とは何か?
きざみ食は咀嚼機能が弱くなった方のために、食べ物を小さく刻んで食べやすくする工夫の1つです。例えば軟らかいヒレカツを揚げて、そのまま提供するのではなくいくつかに分けて提供する。
または野菜を食べやすいようにみじん切り等のように細かくする事も言います。
■2:きざみ食の注意点は?
上記を見ますと介護食の工夫の1つですが注意点が2つあります。
1つ目がてんぷらや揚げ物等に出る衣です。
若い時はてんぷらや1枚の揚げたカツを食べても、喉に詰まったり歯に挟まる事も無かったでしょう。しかし年齢を重ねるごとに歯の隙間が増えたり、入れ歯をしている人ですと入れ歯との間に衣が入り込んでしまいます。
すると咀嚼をしている内に痛みが発生して食べ辛くなります。
2つ目が何でもかんでもきざみ食にすれば安全ではない事です。
例えば先ほどのてんぷら・焼き魚等のように口内の水分を持っていく食品はかえって危険です。
唾液で処理しきれずに喉にいきますので、喉の詰まる原因になります。
そのため何でもかんでもきざみ食にすれば大丈夫!と言う訳ではなく、食品によってきざみ食にするかどうかを考えましょう。
■3:きざみ食を食べやすくしてみましょう!
現在、食事を食べやすくするために「ゲルタイプ」や「とろみ成分」等が発売されています。食品にかけたり混ぜるだけで、喉越しが良く食べやすくなりますが毛嫌いする人もいます。
そこできざみ食を工夫してみましょう。
例えばカツを揚げた際にそのまま提供せず、卵で閉じて軟らかくする。
焼き魚でしたら、単体ではなくだし汁と一緒に食べる・白身魚でしたら冷や汁にして食べる等の工夫をしてみましょう。
ゲルタイプやとろみ成分のある食品を嫌っていなければ、是非活用していきたいです。
しかしいざ活用しようと試みるものの「味が損なわれる!」「俺を馬鹿にしているのか!」と怒られる可能性があります!
そのためゲルタイプ等は最終手段と考え、きざみ料理を工夫して介護食にするようにしましょう。
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