65歳以上の高齢差が人口に占める割合が3割を占め、2030年には
4割に迫る勢いです。
高齢化に伴い食事も変化させていかなければなりません。
ご高齢のかたは咀嚼や飲み込む事が困難になってくるので、
年齢は体調に見合った介護食が必要になってきます。
しかし、厚生労働省の調査では、在宅介護を受けている高齢者の約6割が
低栄養傾向にあると言われています。
①介護食を使ってみましょう
自宅で介護食を作る事が老老介護などで困難な状態になってきています。
では、市販されている介護食を利用してみてはいかがでしょうか?
例えばキューピーから市販されている咀嚼力や飲み込む力に合わせた
商品があります。レトルトパウチ仕様になっていて、
主食やおかずなど品ぞろえも豊富です。
また、明治では、小さなカップ型の介護食の仕様となっていて25mlで200kcalとカロリー計算もされており、タンパク質や、ビタミンなどの栄養を
効率よく摂ることができます。
さらに、マルハニチロでも、咀嚼力が弱くなった方向けに4段階の柔らかさで、
レトルトや冷蔵、ゼリー飲料などの豊富な品揃えの食事を市販していています。
介護食はこれまで、介護施設や通販が主流でしたが、食品スーパーや
ドラッグストアなどで、販売を展開していく予定です。
在宅向けの介護食の表示には柔らかさを数値で表示する様に各スーパーでは
陳列に工夫をしているようです。
しかし、農水省では「介護食品のあり方に関する検討会議」を開催して
「いわゆる介護食品の定義に関する考え方」について発表がありました。
「A:食機能にも、栄養状態にも問題がない」
「B:食機能に問題はないが、栄養状態が不良」
「C:食機能に問題があるが、本人または家族の食内容や食形態の工夫により
栄養状態は良好」
「D:食機能に問題があることから十分な栄養がとられていない」
といった整理をしています。
上記のB、C、Dに関しては介護食の対象とするそうです。
②在宅介護のストレスは軽減できます
介護食にも介護される方の咀嚼力や飲み込む力によって、介護食を選ぶことが
簡単になれば市販されている介護食を利用する事で、在宅介護の負担はかなり
軽減されます。近頃では老老介護も珍しくない状態となってきているので、
周囲の方々の補助とこれらのような介護食を利用することで、介護疲れから
共倒れにならないように注意しながら、買い物の楽しみを増やすことで、
少しでも介護のストレスを軽減していきましょう。
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