あきらめないで!自力で美味しく食べることができる「自助具」5選
食べることは生きるうえで大切な活動です。美味しいものを食べると幸せな気持ちになり、明日への生きる意欲が湧いてきませんか。生命・健康の維持の他に精神的な満足感も得られますよね。
「お腹が空いたな、ご飯をたべよう。」そう思ったとき自分のタイミングやリズムで食事をしたいものです。しかし、高齢で握力が弱くなったり、病気の後遺症で片方の手に麻痺があったり等の理由から自力で食事をすることが難しい人もいます。うまく食べられずにイライラすると食事が嫌になって食欲が落ちたり、全介助で食べさせてもらって自立度が下がってしまったりする場合もあります。そこで、体の不自由な人が身の回りの動作をできるだけ自立して行うように工夫・改良した「自助具」と呼ばれる道具の力を借りてみましょう。自助具を使うと自力で食事ができる人はたくさんいます。
今回は食事の様々な自助具を紹介します。
- 箸
http://nursing-illustration.com/index.html
2本の箸をバネで連結したピンセットのような形状です。握力が弱い人でも簡単に食品をつかむことができます。トング形状や箸先に滑り止め加工付きのタイプもあります。
- スプーン・フォーク
http://nursing-illustration.com/index.html
柄にスポンジが付いていて太くなっており、軽量で握力が弱い人でも持ちやすく工夫されています。柄や首の部分を自由に曲げられるものや、利き手によってスプーンの先を左右どちらかに少し曲げてあり、すくいやすく工夫されたものもあります。
- 皿
縁が高く丸みがあり皿の中に傾斜があるので、食べ物をすくったときに、こぼれにくくなっています。底に滑り止めが付いていて、片手で食べることができるタイプもあります。
- 滑り止めマット
食器の滑りを防止するランチョンマットです。手の麻痺などが原因で皿をもつことができない人におすすめです。視覚的に暖色系が食欲を増進すると言われていますのでカラーにも配慮して選びましょう。
- コップ
内部に傾斜があり飲みやすくなっています。普通のコップで飲むときの頭を後ろにそらす姿勢は、むせやすく誤嚥につながりやすいため、傾斜がついていると無理なく飲むことができます。握りやすい軽い取っ手が付いたタイプもあります。
これらの自助具はインターネットや介護グッズ専門店などで購入することができます。症状や体つきによって各々適したものが違うので、購入前に医師やリハビリの専門家の指導やアドバイスを受けることをおすすめします。インターネットでも購入できますが、最初は専門店で実際に手に取って選ぶと自分に合ったものがわかりますよ。自助具を活用して、ストレスのない楽しい食事タイムをお過ごしください!外国人労働者雇用~社会保険、労働保険の仕組み~のことならお気軽にご相談下さい。