介護は実に大変で、非常に時間と体力を使いますし、精神的にも負担が大きいです。
そんな時に一助となるのが介護用品。
日々進化する介護用品は眺めているだけでも面白いものがたくさん。
そして、介護用品を使いこなせば介護負担も大幅に軽減される場合があります。
しかも、今は要介護者に必要な介護を全て行う「全介助」よりも、本人ができることはなるべく自分でしてもらう方が重要とされていますので、補助道具は非常に重要なのです。
そこで、介護現場においても利用される「3大介護」に有効な介護グッズを紹介します。
一日三食、元気の源「食事」介護に役立つ介護グッズ
食事中で重要なのは、食事を口に運ぶ、咀嚼する、飲み込みではないでしょうか。
その過程で助けてくれる介護グッズがあります。
まずは、食事を運ぶスプーンや箸ですが、脳梗塞で指先が不便になった方には、握り部分が太く柔らかくなった「介護用スプーン」や、ピンセット状で掴みやすくなった「介護用箸」よく使われます。
自分のペースで食事ができる方が食事もおいしく食べられますのでお勧めです。
マグカップの持ち手が持ちやすいものや、皿の底が滑りにくい皿などいろいろあるのでチェックすると面白いです。
トイレは自分で行きたい!オムツを使わないための介護グッズ
要介護状態になったとき、安易にオムツを利用するのはNGと言われています。
理由は自尊心を損なってしまうから。
寝たきりでオムツの生活を続けると、羞恥心もプライドも徐々に薄れていく人が多くおられます。
だからこそ、トイレは自分で行けるように介護グッズを利用しましょう。
まずは、有名なポータブルトイレ。
従来からポータブルトイレは、プラスチックや木製のものがありましたが、最近は脱臭機能やウォシュレット付きのものまであります。
選択肢の幅は多いですよ。
トイレの手すりも非常に重要ですが、便座と一体型の手すりや、リフト付きの手すりなど、要介護状態に合わせた選択が可能になってきています。
トイレの介護グッズは介護者の負担も軽減してくれます。
入浴は安全に快適に。介護者への負担軽減は最優先に
入浴介護は介護者への負担が大きいものです。
介護グッズだけでは解消できないことが多いですが、備えは重要です。
介護施設などで良く使われるのは入浴用車イスでしょう。
脱衣室から入浴まで車イスにすわったままで介護できるので非常に便利です。
ただし、一定の広さが必要になってしまう点がデメリットです。
家庭で利用できる介護用品はバスボードと呼ばれる「浴槽用手すり」です。
浴槽の端を手すり代わりにするのは非常に危険なので、バスボードや浴槽に直接設置する手すりが利用されやすいです。
介護グッズは日々進化していますので、少し調べてみると介護負担を大きく軽減してくれるものが見つかるかもしれません。
http://www.photo-ac.com/main/detail/141323?title=%E6%A8%BD%E9%A2%A8%E5%91%82