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医者との開発で本当に良いものは出来る!工学分野は連携でしか未来がない!

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介護サービス

医療機器産業の現在の市場規模は全世界で約30兆円と言われ、2020年には50兆円規模に拡大すると見られています。
そして、世界で競争力のある医療・介護機器を開発するために注目されているのが、現場のニーズを製品に結びつける医工連携です。
医療・介護機器の開発は、日本が得意としてきたものづくり技術を生かせる分野だが、これまでも医学分野と工学分野の連携が十分ではありませんでした。
この課題をどう克服するのかの視点が欠落しています。

医療側がどのように機器開発に関わるかが課題に
医療・介護機器を開発している技術者は同業同士で集まって会を作っています。
そこには医師や看護師もいません。
医師は医師でふんぞり返ってばかりで使えるものをもってこいという態度です。
そこには本当に使える医療機器が開発される環境にはなっていません。

大学にも医工連携を目指すものがいくつかある、基本的にはいずれも片方の立場に立ったものばかりです。
お互いに技術の現状と医療の現場をよく知り、同じ土俵で踏み込んだ議論をできる環境が日本にはこれまでにはありませんでした。
外国ではCT、MRI、X線イメージングなどの画像診断を研究する技術者や研究者が大量に在籍し、そこで博士号(Ph.D.)を取得するための学生が病院全体では二百数十人以上集まってきています。
現場の医者と医学物理学者と技術者が一緒になって医療現場に直結して開発しています。

医療・介護機器供給国に

日本が、国際競争力を持ち国際市場に食い込んでいるものとして、X線CT装置や超音波診断装置、MRIといった画像診断システムの分野があります。
この分野では世界市場の約15%を占めるとされています。

特に、X線CT装置や超音波診断装置は、輸出高が輸入高を上回っています。
また日本のほぼ1人勝ちといわれてきたのが内視鏡です。
内視鏡には硬性内視鏡と軟性内視鏡がありますが、柔らかな素材を使い、体内で柔軟な動きが可能であるため、消化器や呼吸器などの検査や治療に使われるのが軟性内視鏡です。この世界市場は、ほぼ日本の3ブランドで独占されています。

硬性内視鏡の技術革新のコア部分には多彩なイメージング技術(映像技術)があります。
体内の臓器や血管、神経、腫瘍部位などを鮮明に描き出す高精細な画像や術野を立体的に把握してよりミスのない手術を可能にする3D画像などです。
日本の技術力を生かしていき、本気で医療機器供給国となるよう国を挙げて取り組んでいっています。

これからますます医療・介護機器の需要は増えるばかりです。
少しずつ医療・介護職側と技術職側の連携がとれはじめています。

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