私達にとって歯は食べ物を咀嚼して飲み込みやすくする、栄養を吸収する等、非常に重要な部分です。しかし、歯の健康に良い栄養素を摂っていませんと将来、歯がボロボロになる可能性があります!ではどのような栄養成分を摂取すればよいのでしょうか?
それでは前回の記事に記載した通り、今回は歯を健康に保つ成分を紹介していきます。
■1:カルシウム・ビタミンD・マグネシウム
初めに紹介するのはカルシウムです。
カルシウムは皆さんもご存知の通り、歯だけでなく骨も丈夫にする重要な栄養成分です。
しかし、カルシウムだけでは体内で思うように吸収できずに排出されてしまいます。
カルシウムを吸収しやすくするには「ビタミンD」「マグネシウム」が重要になるのです!
ビタミンDの活動場所は主に「小腸」「血液中」です。
小腸ではカルシウムの吸収に不可欠なタンパク質との合成を促進させ、血液中に骨に吸収されやすいカルシウムを送り出します。そして送り出したカルシウムを、今度は骨や歯に運ぶ、または骨に到着したら沈着させるサポートもしてくれるのです。
マグネシウムは体内でカルシウムが必要としているところに行き届くように調節を行っています。カルシウムが例え100入ってきても、マグネシウムが100ではなく50になると「カルシウムの内50は必要ないので排出してください」と指示を出します。
これではカルシウムが無駄になります。そのためカルシウムを100摂取したらマグネシウムも100摂取しないとカルシウムが無駄になりますので注意しましょう。
■2:たんぱく質
続いて紹介するのは歯の基礎となる「たんぱく質」です。
たんぱく質は歯の基礎として必要な重要な成分で、もしたんぱく質が足りていませんと歯の再石灰化や歯の健康を維持するのは困難になります。
また見た目が綺麗な歯でも、たんぱく質が足りなければ歯の密度が足りずに壊れやすい歯になります。
たんぱく質は私達の体に不可欠な栄養成分ですので、心がけて摂取したい栄養成分です。
■3:ビタミンC・鉄分・亜鉛
最後に紹介するのは「ビタミンC」「鉄分」「亜鉛」です。
これらの成分は歯の土台である「歯茎」のコラーゲン繊維を健康に保つ効果を持っています。
歯茎の中にはコラーゲン繊維と呼ばれる繊維があり、歯・歯茎・歯槽骨を結合させている重要なものです。もし歯茎の中のコラーゲン繊維が足りませんと歯茎が「耐えられません!」と悲鳴を上げてしまい、歯茎がぶよぶよになる、または赤みを出します。
それが進行していくと「歯周病」に発展していくのです。
ビタミンC・鉄分・亜鉛はコラーゲン繊維を健康に保つ効果を持っていますので、歯茎を丈夫にしたい人は摂取しましょう!
いかがでしたか?
歯の健康を保つには、どれか1つの成分を摂取するだけではなく一緒に摂取する事が重要です!今からでも遅くは無いので歯の健康を考えているのであれば上記の栄養素を摂取しましょう!
引用URL