「歯の健康にためにキシリトールを摂りましょう!」
「キシリトール入りのガムは歯に良いですよ!」
と言う広告を一度を目にした事があると思います。
キシリトールはもともと糖分を持った成分の1つです。本来であれば砂糖と同じ甘味料の一部ですがなぜ歯に良いのでしょうか?
今回、キシリトールがなぜ歯に良いかを4つに分けて紹介していきます。
■1:細菌から酸を出させない
私達の口内には「ミュータンス菌」のような細菌が無数にいます。
それらはエネルギーとなる糖分を見つけては、糖分を溶かすために酸を出して私達の歯を溶かしていきます。
ではキシリトールは違うのでしょうか?
キシリトールは確かに砂糖と同じ甘味料ですが、熱を吸収して爽快感を出していきます。
すると細菌もエネルギー源になるはずが、空気中に分散されてしまうため思うようにエネルギー源にできないのです。そうなると細菌も活動が弱まるため、砂糖と同じ甘味料の一部でも虫歯になるどころか歯に良いのです。
■2:細菌の住処になるプラークを作らせない
キシリトールは細菌から酸を出させない他にも、細菌の住処になるプラークを作らせない効果もあります。
通常、私達が何かを食べますとミュータンス菌等の細菌は活動を始めます。
すると歯の表面にはプラークと呼ばれる物が付着し、それらが細菌の住処になります。
しかし、キシリトールはプラークを作らせない効果を持っています。
またプラークを作ろうとしていても、キシリトールの効果で付着を防ぐ効果もあるのです。
■3:歯の再石灰化を促進させる
2番目に紹介したバリアの効果だけではなく、なんと歯の再石灰化も促進させてくれるのです!
キシリトールは歯の中に入りますと、自身で修復を行うのではなく修復機能を持っている成分に働きかけます。本来は、細菌等が邪魔をして思うように進行しませんがバリア機能、そして促進させる効果により歯の再石灰化が進行するのです。
再石灰化が進めば進むほど、歯の強度が増しますので口内の細菌にとっては活動し辛くなります。
■4:唾液の分泌量を促進させる
最後に紹介するのは唾液の分泌量を促進させる効果です。
他の糖分でも確かに唾液の分泌量を促進させますが、同じく細菌の酸も同じく放出されます。一方、キシリトールの場合は唾液の分泌量の方が多くなりますので細菌によって放出された酸を中和してくれるのです。そうする事で、酸による歯のダメージを防げるのです。
以上がキシリトールが歯になぜ良いか?と言う記事になります。
もし歯の健康を考えているのであれば、キシリトールを試してみてはいかがでしょうか?
そして次回は「歯を健康にする栄養成分」について紹介していきます。
「カルシウムだけ摂取すれば大丈夫!」
と思いがちですが、カルシウム以外にも栄養素の摂取は不可欠です!
それでは次回、歯を健康にする栄養成分を紹介していきます。
引用URL