「歯が痛い!」
そんな経験はありませんか?
顎の力を大きく使うほど噛みごたえのある食品を食べた以外で歯が痛むと言う事は、もしかしたら虫歯になっている可能性があります。
そこで本日は虫歯の原因以外にも、進行するとどうなるのか?についても紹介していきます。
■1:虫歯の原因
虫歯の原因は「口内の細菌」「歯の質」「唾液の量」が関係しています。
口内の細菌と言いますと有名な「ミュータンス菌」があります。
ミュータンス菌は外部からの侵入もありますが、殆どは口内に住み続けているものが皆さんの歯に害を及ぼします!
そのミュータンス菌が好物にしているのが「糖分」です。
好物の糖分が来ますとミュータンス菌は分解しようと「酸」を発生させます。
この酸が歯を溶かしてしまい、結果虫歯に発展するのです。
続いて歯の質を見ていきましょう。
歯の質と言うのは、歯の付着物(プラーク)が溜まりやすい歯を言います。
例えばでこぼこしている歯、歯と歯の間が整って並んでいない、もともと歯のフッ素が足りない等があります。特に問題なのは歯のフッ素がもともと足りない事です。
フッ素は歯を守る際に重要な成分になりますが、不足しますと先ほど紹介したミュータンス菌によって簡単に歯を溶かされてしまいます。
そのため歯の質が悪いと虫歯になりやすいのです。
最後の唾液の量について紹介します。
唾液は口内の食物を溶かすだけではなく、ミュータンス菌が出した酸を中和する能力を持っています。そして一緒にミュータンス菌を撃退する効果もあります。
しかし唾液の量が足りないとミュータンス菌が出した酸を中和できず、歯へ直接酸が届いてしまいます。それに菌の増殖を防げなくなりますので、唾液の量が多い人と比較すると圧倒的に菌が多くなるのです。
■2:虫歯は進行するとどうなるの?
「少し痛いけど大丈夫だろう」
虫歯になる前、多くの人は上記のように考えて虫歯を放置する事があります。
確かに初期~浅い虫歯であれば「フッ素加工」「虫歯部分を削る」「銀歯・セラミック等による詰め物」で対処ができます。しかし、虫歯が進行すると非常に厄介な事になります!
虫歯が進行しますと、歯の奥にある「神経」に攻撃を始めます。
神経まで到達していますと、夜が眠れない程の痛みに襲われます。
もし神経の奥まで進んでいなければ「MTAセメント」と呼ばれるセメントを行い、歯の再生を行う事が可能です。ですが神経の奥まで達しますと、抜歯するしかありません。
その後は「インプラント」「差し歯」等ありますが、数万円~数十万円と掛かります。
ですので虫歯を進行させないように、痛みを感じる前に早めに歯医者に行きましょう。
最後になりますが、虫歯は放置して治療ができることは殆ど無く、歯医者に通って治療する必要があります。
「この程度の痛みだったら大丈夫」と言っていられるのは最初だけで、後々後悔する事になりますよ?できるのであれば定期健診を行い、虫歯の早期発見に努める様にしましょう。
「あれ?虫歯の治療法が書いてないけど…」
と思う人もいるでしょう。
虫歯の治療については次回、浅い虫歯~神経まで達した虫歯まで幅広く解説していきます。
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