私が20歳の時にアルバイトしていた居酒屋さんで出会った外国人労働者さんのお話です。
田舎のある居酒屋さんに友人の紹介でバイトで入社したのですが、そちらの店舗は韓国と中国の外国人労働者さんの先輩がアルバイトをしていました。
昼間は、近くの工場などで働いている外国人労働者の方が、夜はアルバイトにきているのです。
皆さん日本語はカタコトなのですが、すごく優しくて、とても親切にしてくれたのを覚えています。
韓国人の男の子は何故か私の事をすごく気に入ってくれて、ネックレスを交換しようと持ちかけてきました。
さすがに私もお付き合いしている人がいましたし、彼のネックレスがなんとお婆ちゃんの形見ということで、やんわりお断りしました。
そんなやりとりをしている際なんだか冷たい視線が...
というのも中国のカップルの外国人労働者の先輩の女性が彼にはとても可愛い笑顔で接しているのですが、私と話す時はいつも真顔...
その彼に仕事の質問など私がしている時もかなり負のオーラを感じるといいますか...
とにかく後ろを振り向けないような鋭い視線を感じていました。
私の勘違いかなぁと自分に言い聞かせ、日々の業務に追われていました。
そんなある日、そのカップルがなんだか険悪な模様。
どうやらケンカをしてしまったようで特に彼女がかなり機嫌が悪いんです。
通常でも冷たいのに、最悪です...
触らぬ神に祟なしということでなるべく触れないように、関わらないように...
上手くはいかないものですね。
そんな日に限って彼女に質問しないといけない事柄ばかり起こるんです。
もちろんいつもの倍くらい冷たい真顔な彼女...
しかもそんな日に限ってお店も忙しいんですよね。
アルバイトといえど職場の人間関係ってかなり重要だと思いませんか?
今月いっぱいでもう辞めさせてもらおうかなと考えながら1日を乗り切りました。
そして閉店後、まさかの出来事が起きたのです。
私に近づいてくるその彼女。
「〇〇さん!ちょっと!!背中!!」
なになに!?何なのよと思った瞬間、背中を結構な力でひたすらチョップ...
「今日忙しかったねー」と真顔でマッサージをし始めてくれました(笑)
まさかの出来事にただただ呆然としながら笑ってしまいました。
その後いつも真顔な事なども聞いてみたところ、面白いわけじゃないのにニコニコ笑ってるのは日本人くらいだと不思議がられました。
そう。彼女は怒っているわけでも冷たくしているわけでもなかったのです。
私がモヤモヤしてたのわ悩み損だったくらい、とても優しい人でした(笑)
私も彼女を見習って愛想笑いはするのを辞めて素直に生きるべきかなと学んだアルバイトでした。
外国人労働者というと、なんとなく不安をもってイメージするような風潮があるのですが、同じ人間なので先入観なしでつきあってみてはと思います。
外国人労働者の問題っていうには、大げさすぎますね。
外国人労働者問題のもっと詳しい情報はこちらにも書かれていますけど、ご興味あればごらんになってください。
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