ホルモンバランスが乱れがちな女性に特に多い悩みは便秘ですよね…。
便秘になっている状態というのは、腸内を悪玉菌が支配している状態を言います。
悪玉菌が増えると腸内は腐敗し、たくさんの有害物質が発生します。これらの有害物質は体内に留まり、血液の流れに乗って体中を巡り、食中毒や肌荒れなどの症状を引き起こします。
しかし、それだけでなくガンなどの重篤な病気も招きやすくなってしまいます。
故に、便秘は万病の根源とも言われており、悪玉菌優性の腸内に善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を送り込むことが何よりも大切と言えます。
今回はそんな便秘を解消する効果をもった、ヨーグルトについてお話ししていきます。
ヨーグルトの効果
私たちが普段食べ物を摂取したとき、それは胃で消化され、さらに小腸、大腸へと至る過程で便が作られます。
朝ごはんを食べることで大腸は反射的にせん動を始め大腸にある便が急速に直腸へと移動して便意を感じます。
こうした排便を促す大きなせん動運動というのは、1日に1~2回くらいしか起きません。貴重な運動ですが、朝ご飯を食べなかったり、忙しいからといって便意を無視し続けていると、やがて直腸は便意を伝えることをやめてしまいます。こうして便秘は徐々に悪化していきます。
また便秘には便の水分量も大きく関わってきます。
腸が健康であれば、1~2日で大腸を進みますが、せん動運動が鈍い不健康な腸では、この進み方が遅く、水分が腸内で吸収されすぎて硬い便となり、便秘の原因となります。
このような状況でオススメなのがヨーグルトです。
ヨーグルトに含まれるビフィズス菌は腸内で酢酸や乳酸菌を作り出し、その酸が腸を刺激しせん動運動を促進するため、便通が良くなります。
ヨーグルトには、腸内のビフィズス菌を増やすとともに腸を刺激してぜん動運動を促進するだけではなく、乳酸菌の菌体成分は食物繊維と同じ働きがあります。そのため便を柔らかくし、量を増やしてくれるので排便がスムーズになります。
よく便秘になると、頼ってしまいがちなのが下剤です。
使えば簡単なので、頼ってしまう気持ちはわかりますが、次の排便に必要な便がたまるのに時間がかかり、大腸粘膜の感覚が鈍くなってしまうため、ますます便意が感じられなくなり便秘が重症化します。
便秘薬に頼るよりも、ヨーグルトを毎日食べたほうが体のためには絶対にいいといえます。
便の状態で健康を知る
便を見ることで自分の健康状態がわかることもあります。
善玉菌が多く、健康な腸から出てきた良い便の特徴は、臭いが少なく黄色っぽい色をしています。このような便には食物繊維が多いので水に浮いているのも特徴です。
逆に悪玉菌が多く、不健康な腸から出てきた悪い便は、黒ずんで臭いがきつく、固まって沈んでしまう特徴があります。
汚いので見たくないという方もいるかとは思いますが、便秘の方はあらゆる不健康が体を蝕んでいる危険性があります。すぐ病院へ行ける足掛かりとして汚いですがチェックしてみましょう。
そして、便秘が解消されスッキリすればぽっこりとしたお腹もスッキリして崩れたスタイルも良く見えます!
ヨーグルトを毎日食べてキレイな体を目指してみましょう!