介護

小規模多機能型居宅介護のメリットと基本とは?

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介護サービス

小規模多機能型居宅介護とは、その名の通り多機能な介護サービスです。
「通いサービス」「訪問サービス」「宿泊サービス」を基本として、ケアプランの作成も一括で行ってくれる施設のことを言います。
もともと、ケアプランの作成事業所とサービス提供の事業所、あるいは訪問サービスと通所サービスの事業所がバラバラで一貫したサービス提供が難しいという視点から生まれました。
そのため、小規模多機能型居宅介護を利用している人は、基本的にその事業所ですべてのサービスを利用することになります。

メリットは?

今日規模多機能型のサービスを使うメリットは、ケアマネージャーと事業所が同じで通いも訪問も泊りも行ってくれるので連絡先は1つで済む点です。
急なサービスの利用申し込みもいろいろな事業所を使っている場合より随分返事が早いです。
また、小規模で行っているので、大勢の人と関わるのが苦手という方にもおすすめできるサービスだと言えます。
利用料金は、月額固定ですので自己負担の計算がしやすいというのもメリットの一つです。

デメリットは?

しかし、一方で一括のデメリットもあります。
現在の介護サービスは多種多様な事業所が独自のサービスを提供するようになってきており、利用者の要望や状態に応じて選択することができるようになっています。
そんな状況にもかかわらず小規模多機能型居宅介護を利用してしまうと、そういった選択ができなくなってしまいます。
また、ケアマネージャーとサービス提供者が同一なので、サービスに対する「監視の目」が十分に機能しない可能性もありますし、サービスの変更や中止について要望しにくくなる可能性もあります。
利用料金も1ヶ月固定なので、利用頻度の多い人はメリットを感じられる一方で、あまり利用しない人にとっては割高に感じられるでしょう。

利用する際の注意

もともと小規模多機能型は「地域密着サービス」に括られているのですが、施設の所在地の住民でなければ利用できません。
まずは、小規模多機能型居宅介護の事業所があるかどうか調べることが重要です。

また、通いサービスの利用定員も1事業所15人以下ですし、泊まりサービスも9人以下と定員が少ないので利用定員がいっぱいの可能性や必要な時に必要なだけ利用するということができない可能性もあります。
居宅介護支援事業所で担当のケアマネージャーがいる場合は、一旦そのケアマネージャーとの契約を終了させなければなりませんので、そういった点も十分考慮してから利用を決めるようにしましょう。

 

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