介護サービスは、はじめたいと思ったら、すぐにはじめられるものではありません。現代ではより「その人にあったサービス」が意識されており、サービスを利用する本人や家族の意思だけでなく、専門家によるアドバイスを考慮した上でサービスを選び取る傾向がとても強くなっています。
介護サービスを受けていきたいと思った際に、必要になってくるのが、ケアマネージャーにおける利用者宅訪問です。この訪問は何をするのかというと、利用者の心身状況を理解する、把握すると同時に、家屋の状態はどのようになっているのか、生活環境はどのようになっているのかを見ていきます。
心身状況や生活環境によって必要なサービスを検討していくことになるのですが、場合によっては「サービスを受けられない」という展開になることも当然あります。本人の意思だけではないというところが、介護サービスの特殊なところでもあると言えるでしょう。(ただ全てのサービスでこのケアマネージャーの存在が必要になるというわけではありません。個人の状況を配慮したサービス計画であるケアプランを必要とするサービスにおいてケアマネージャーの介入が必要になると考えておいて大きな問題はありません。)
家族と本人の意思が大事
ケアマネージャーをはじめとして、専門家のみで介護サービスを決めていくということはありません。サービス内容を決めていく上で、専門家等のアドバイスと、利用者のニーズ、家族のニーズを取り入れ、妥協点を見出しながらサービスを決め手いきます。居託介護支援というのはケアマネジメントと呼ばれることもあり、利用者、家族のニーズと、専門家から見た必要なサービスの質を照らし合わせ、マネジメントしていくことになります。
家族や利用者は、ケアマネージャーや専門家の言うことを全て聞き入れなければいけないものではなく、ニーズがあれば、それをしっかり相手に伝えていく必要があります。
良い介護サービスとは?
ケアマネジメントによって、決められるケアプランは、これからはじまる介護サービスの設計図、計画書、説明書になると言えます。これがしっかり決められている場合、介護サービスの質は良い傾向にありますが、適切なケアプランでない場合、質の悪い介護サービスになってしまいがちです。
ケアプラン内容に疑問がある場合には、それをしっかり解決してからサービスを開始していくべきです。
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