今回は介護保険を利用して受ける事が出来るサービスについて考えたいと思います。
まず、介護保険制度とは40歳以上になると保険料を支払い、介護が必要になった場合、安価で介護サービスを受ける事が出来る仕組みのことを言います。
介護保険サービスは大きく分けて2つあります。1つは自宅などで受ける事ができる在宅サービスで、もう1つは施設などで受ける事が出来る施設サービスです。
また、要支援1~2の人は予防給付のみ受ける事が出来るため、利用可能なサービスに限りが有ります。
1.在宅でのサービス
みなさんは「ホームヘルパー」という言葉を聞いたことがあると思います。この「ホームヘルパー」はこの在宅サービスの訪問介護にあたり、食事、入浴などの身体介護を行ったり、掃除や洗濯といった生活支援を行います。
ここで気を付けたいのは生活支援という言葉です。例えば、庭の草むしりや犬の散歩などの行為は生活支援の範囲を超えるとされており、訪問介護サービスでは出来ない事になっています。
しかし、この生活支援の定義が人によって異なるため、訪問看護員によってサービスの内容が異なってくるといった問題点も出ています。
また、このほかにも訪問入浴や、訪問看護、訪問リハビリといった生活全般ではなく、部分的に支援するサービスも存在します。
2.施設でのサービス
施設での介護予防サービスの中でもっとも有名なのは「デイサービス」です。デイサービスは日帰りで施設に通い、リハビリやレクレーション、食事、他の利用者とのかかわり
を増やすことで、心身機能の維持を目的としています。また、デイサービスでは日中仕事で家を空けなければならない家族の負担軽減も担っています。
施設でのサービスはこの他にも通所リハビリといった、施設に通ってリハビリを受けるものや、認知症対応型通所介護といった認知症専門の介護支援を受けることができる施設もあります。
高齢になると、誰もが介護を必要とする可能性が出てきます。
それを予防するための制度やサービスを適切に選択し、利用することが大切になってきます。
一人一人が正しい知識を持ち、高齢者サービスを知ることが求められています。
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