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有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅…高齢者介護住宅の選び方はどうしたらいいの?

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介護サービス

介護保険を適用されている65歳以上の高齢者は全国に434万人います。
多くは自宅で家族が介護しているが、仕事や育児の事情などで、在宅では親を介護できない家族も少なくない。
俗に言う特養、特別養護老人ホームは社会福祉法人などが運営する公的施設で、全国に42万戸あります。
が、費用が安いゆえに入居希望者が多く、ざっと42万人が待機の状態です。

特に東京都など都心部では数年、長くて10年間も待たされるケースがあるほどです。
要介護度の重い順から優先しているのだが、冗談抜きで、入れる頃には寿命が尽きてしまうこともあります。
事実、入居するのは平均80歳前後です。

サービス付き高齢者住宅

一方、特養に入れない人のためにあるのが、民間の「有料老人ホーム」で、こちらは全国に31万戸。
ここ1~2年、急速に伸びているサービス付き高齢者住宅は、13万戸です。
サ高住では、介護サービスは施設内でなく、外部の介護事業者から受けます。
料金も使った分だけかかる従量制となっています。

だから要介護度が軽度で、自立や要支援1~2の入居者が比較的多いです。
サービスは必要最小限で済ませ、あとはオプションで追加するといった形です。
生活スタイルが自由なのも、サ高住の良さになります。

食事を食堂で食べずに外食してもいいし、外出するのも規制されません。
有老ホームのように、定期的に居室へ職員が見回りに来たり、外出するのも1回ごとにチェックされるようなことはありません。
もちろん、有老ホームにとっては、入居者の安全確保のためなのだが、体が健康で、あまりルールで縛られたくない人にすれば、サ高住の方が向いていると言えます。

安すぎるところは罠!?

サ高住の場合、月額費用の中に、食費や水道・光熱費が含まれているかを確認しましょう。施設でとる食堂の食事代が別料金の場合、例えば1食350円として、1日3食、月3万円以上も上乗せになります。
また入居一時金がない代わり、1~3カ月分の敷金をとるところもあります。
有老ホームにも問題がないわけではないです。

高額の入居一時金を支払った後で、その施設や入居者と体質などが合わず、短期間で退去せざるをえないケースもあります。
高齢者住宅に住むにあたっては、物件ごと・企業ごとに、丹念に検討する必要があります。
重要事項説明書を必ず読み、本人または家族が実際に現地で見学しましょう。

できれば本人が体験入居するのがいいです。
最期まで住む、終の住み処(ついのすみか)となる以上、じっくり時間をかけて選択したいものです。

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