超高齢化社会の日本では、両親や身内が、突然介護が必要な状態になってしまうことが多々あります。
福祉施設で働くスタッフに聞いてみると、施設入所を申し込んでくる方の約半数は「今まで元気に暮らしていたのに…。倒れて入院したら突然こうなってしまって…。」というケースが多いようです。
もちろん、脳梗塞などを発症して入院治療しているとしたら、いきなり明日退院して欲しいということはないでしょうが、それでも、退院の目途がついてきた時に病院側から「そろそろ次の行く先を探しておいてください…」と声を掛けられると、やはり唐突に感じるようです。
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ですから、障害を抱えてしまい介護が必要になったとしても、今まで暮らしてきた自宅でなんとかして生活できないかどうか、その方法を知っておくことはとても大切なことです。
ここでは、日帰りサービスなど自宅から施設へ通って介護を受けることが出来るサービスをご案内します。一般的に「通所系サービス」と呼ばれます。
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「通所介護サービス」
デイサービスと呼ばれるサービスがこれです。多くの方は、デイサービスと聞くと比較的体を動かせる高齢者が集まって体操やレクリエーションを行うというイメージがあるかもしれません。
また、今までのデイサービスの強みは“入浴”にあると思われてきました。実際、自宅のお風呂に入れないからデイサービスに通う、というケアプランを作るケアマネージャーも、数多く存在します。いや、存在しました。
或いは、あまり専門的な介護を必要としていない人が、日中の時間を同年代の人達と会話を楽しんだりする目的でも、デイサービスの利用を位置づける場合もありました。
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しかし、平成27年度の介護保険改正で、比較的元気な(要介護度が1~2と軽い)高齢者ではなく、要介護度3以上の介護の手間がかかる高齢者を多く受け入れていることが評価されるようになりました。
また、入浴だけを目的としてデイサービスを位置づけるようなケアプランにはチェックが入るようになり、そのようなことが出来なくなりつつあります。
そして、これからのデイサービスはさらに進化が求められ、リハビリの機能がさらに強化されることとなります。
リハビリといっても、単なる機能訓練ではありません。何らかの理由で障害を抱えてしまい介護が必要になり、社会的な活動への参加が阻害されてしまった人に、もう一度それを取り戻すための訓練になります。
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ですから、デイサービスしかない地域でもリハビリ目的で利用することが出来る事業所があるでしょう。
また営業時間についても、一日12時間ぐらいまで営業する事業所が普通となってくるかもしれません。
例えば、一緒に住む長男夫婦が共働きで、朝は7時頃に出かけて、夜は20時頃に帰るとしましょう。このような時に、12時間プラス延長で預かってくれるデイサービスがあると、本当に助かりますよね。
このようにして、通所介護も特定の特徴をもった事業所が生き残っていくようになるでしょうから、それを利用しない手はありません。外国人労働者雇用~社会保険、労働保険の仕組み~のことならお気軽にご相談下さい。