お酒好きなかたもいらっしゃると思いますが、二日酔いになりやすい人となりにくい人がいます。
二日酔いしやすいかたは、胃や肝臓の機能が下がっている方に多いようです。
今回は鼻のことについてなのになぜ胃や肝臓のことを?と思われるかもしれませんね。
実は、肝臓などが弱っていると鼻がかわきやすくなるのです。
二日酔いなどだけではなく、鼻の調子にもかかわってくるということです。
そこで今回は、二日酔いなどになりやすく肝臓などが弱いな、鼻も悪いなと感じられているかたにおススメの方法をご紹介したいと思います。
【ビンで背中コロコロ刺激】
ビールやワインの空き瓶を用意してください。
ない場合には、ラップの芯などでも代用できます。
まず、床の上にあおむけに寝ます。肩甲骨の下にビンを横にして置きます。
肘から下は床につけたままで固定して、そこを支えにして上体を少し浮かしながら背中を動かしてビンをコロコロと動かします。
5分ほどイタ気持ち良いくらいの刺激を与えると、肝臓などの調子が良くなり、二日酔いや鼻のかわきなどの不調も改善してきます。
実は、このビンで背中をコロコロ刺激する動作は何気なく行っているように見えますが、「膈兪(カクユ)」「肝兪(カンユ)」「脾兪(ヒユ)」と呼ばれる大変重要なツボをきちんと刺激できているのです。
【ツボの説明】
・膈兪(カクユ)のツボは背骨の第7・8胸椎の間のところから外側に、人差し指、中指をあわせた幅分離れた部分に位置します。
肺や胃、食道、肝臓などの疾患のほか、このツボを刺激することによって血の滞りをなくし血流も改善することができます。
しゃっくりなどが止まらない時に押しても効果が期待できます。
・肝兪(カンユ)のツボは第9胸椎から、人差し指、中指を合わせた幅分外側にあります。
さきほどのツボとも近い部分ですね。
肝兪との名前の通り、肝臓の調子を整えるためのツボです。疲労回復効果も期待できます。目の疲れなどにも効果的です。
・脾兪(ヒユ)のツボは第11・12胸椎の間から人差し指、中指を合わせた幅分外側にあります。
ここを刺激することによって、消化促進効果も高まり胃腸の調子が良くなります。食欲がないときや、便秘や下痢が気になるときにもおススメです。
これらのちょっと自分では見つけにくく押しにくいツボを、自分でも手軽に刺激できるビンころがしによるツボ刺激。
内臓の機能も良くなり、それにともない鼻の調子も良くなってくることでしょう。
肝臓の機能が上がったからといって、くれぐれもアルコール類の飲みすぎには注意するようにしてくださいね。
(photo by Ashinari http://www.ashinari.com/)