ブルーベリーはなぜ目に良いの?
目に良い食べ物と聞いて思い浮かぶものはありますか?そのなかで、一番有名なものはブルーベリーだと思います。スーパーや薬局などでも目に良い食べ物としてブルーベリーのキャンディやサプリメントが販売されていますよね。
では、なぜブルーベリーは目に良い食べ物とされているのでしょう。その理由は、ブルーベリーに多く含まれている「アントシアニン」という色素に関係があります。この色素は、目の疲れ、いわゆる「眼精疲労」の改善に効果があるということが実証されているのです。目が疲れるのは、網膜の視細胞「ロドプシン」の再合成力の低下が原因だとされています。目を酷使しすぎると、再合成追いつかないため、物が見えにくくなるのです。この視細胞「ロドプシン」の働きを促進し、再合成力を高めるために「アントシアニン」が有効だと言われています。
しかし、一方では、ブルーベリーによる視力回復は認められていないという声もあります。疲労回復効果はあっても、視力までは改善しないというのです。「アントシアニン」の効果は24時間たつと自然と薄れていきます。持続性はないため、そのように言われるのかもしれません。ですが、強い抗酸化作用をもつため、疲労回復に効果があるのは確かです。視力回復以外にも、ガンや老化にも効果的だと言われ、注目が集まっています。生で摂取するのはなかなか難しいかもしれませんが、サプリメント等で積極的に補っていきたい食べ物だと思います。
ブルーベリー以外に目に良い食べ物とは?
ブルーベリー以外にも、目に良いとされている食べ物は多くあります。大きく分けると、ビタミンやミネラル、たんぱく質を多く含む食材です。具体的に挙げると以下の通りです。
ビタミンA…涙の生成を促進し、目の乾燥を防ぐ効果があり。これはドライアイに効果的です。食品例)うなぎやレバーなど
ビタミンB群…目の疲れを予防する効果があり。角膜の粘膜を保護する働きも。
食品例)納豆、シジミ、豆腐など
ビタミンC…目の疲れや充血を防ぐ効果があり。食品例)イチゴ、ホウレン草など
亜鉛…粘膜の健康維持を助け、視神経の伝達をサポートする。食品例)牡蠣、レバーなど
このように、目に良い食材はたくさんあります。これら以外にもありますので、目の症状に応じて、使い分けていきましょう。もちろん、その食材ばかり取るのではなく、あくまで基本的な栄養は摂取しつつ、補助的な役割として摂取することをお勧めします。健康を維持するためには、休息と栄養が第一なのですから、もし足りないなと思うことがあれば紹介した食材やサプリメントなどで補っていきましょう。