リハビリを行なう職業的な専門家というのはとても増えてきています。有名なところとしては理学療法士、作業療法士、言語聴覚士となるでしょう。この他にも音楽療法士や、柔道整復師が含まれることもあります。
このリハビリの専門職ですが、専門性というのは職業として仕事をしていく上で、大切なことであり、はっきり言ってしまうとリハビリを受ける側からするとあまり関係ありません。
これはどのようなことかというと、リハビリをしている現場で、リハビリを受けている人が「このリハビリ職の人は、今やっていることが専門だから、私の思っていることを話しするのは良くない」と考えてしまう必要はないということです。
リハビリ職、専門家はチームになっていることが大切であり、自分の専門性でないことについても他の職業と連携し把握しておくことがとても大切になります。
それゆえに要望があれば、職業関係なく口にしてみることをオススメします。
また専門家がどのような立ち位置にいるかというのは施設や病院によって大きく変わっていく傾向が強いです。例えば、理学療法士と作業療法士が似たようなリハビリをしている施設もあれば、全く違うリハビリ内容にしている職場もあることになります。
それゆえにリハビリ職における、専門家における専門性というのはリハビリを受ける側はそれほど気にする必要はないと言えるでしょう。「自分の専門外なので・・・」ということで要望を断られてしまうことがあれば、それはその職業だけでなく、リハビリチームとしての問題になります。
リハビリの現場は多くの職業が集まる、一般の人、患者、施設利用者から見ればわかりにくい現場になりがちです。職業ごとの立ち位置をどのようにするかというのは専門家同士での課題であり、リハビリを受ける人はあまり関係ありません。リハビリを受ける人は、リハビリはリハビリとして捉え、「機能回復」「精神的な回復」等を目指し、専門職としっかり話し合いながら進めていくことが大切です。
※上記のことから専門家同士、風通しの良い職場、現場は魅力的なリハビリを受けていける可能性が高いことになります。逆にギクシャクしている現場、専門家同士の関わりが少ない現場というのはリハビリの内容が職業ごとに独立しており、チームとしての機能性を持っていないこともあります。リハビリを受ける人の要望も通りにくくなります。
引用
http://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=170892&word=%E3%82%B1%E3%82%A2%E4%BC%9A%E8%AD%B0
http://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=151835&word=%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E9%80%A3%E7%B5%A1%2F%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%85%B1%E6%9C%89%2F%E3%83%AA%E3%83%8F%E3%83%93%E3%83%AA