一人で出来なかったことも、介護グッズを利用すれば、不自由さが解消されて、快適に日常生活を送ることができるようになるでしょう。
車の免許がなかった人が、車を運転できるようになったみたいに、行動範囲も広くなり、気持ち的にも前向きになれる事でしょう。そうした意味も含めて、生き生きと生活を楽しむことが出来るようになったらと思うとワクワクしませんか。
自分に自信が持てる
今まで出来なかったことが出来るようになると、自分に自信が持てるようになります。その気持ちが一番大切で、そこから色々な事に挑戦していこうと思い始める方もいるでしょう。
介護保険制度で利用できる福祉用具も多数あります。家のリフォームも出来ますし、それと同様に足りないものを福祉用具で補う形にすれば、経費も安くて済みます。
*介護保険制度でのリフォームは、上限20万円まで、支給されます。それ以降は、介護度が上がる度に上限20万円でリフォーム可能です。
福祉用具と介護用品の違い
車いすや介護ベッド・ポータブルトイレ・入浴の際に使用する簡易手すりや椅子、浴槽の中に敷く吸着製の滑り止めなど、低下した身体機能を福祉用具で補い、要介護者も介護者も安全にそして楽に介助出来るようにする為の用具や機器、食事で使用する用具を含めて福祉用具と言います。
また、紙おむつや流動食や飲み物にトロミを付ける物は、介護食品などは、介護を行う際に必要な事から介護用品と言います。
個人に合った介護用品を
いざ、福祉用具を揃える段階になると本人を差し置いて、あれやこれやと買ってしまう傾向にあります。しかし、体格やその時の調子で本当に必要とするものは、結構限られていて、全てを揃えなければならない状態にはなりません。
杖一つを例にとっても、一点杖・3点杖・4点杖があり、持ち手の部分もL字型やT字型などがあります。ほとんどの杖の長さは調整できるようになっているので、心配はありませんが、どのような形状の杖が本人にとって使いやすいのか。ということが一番重要です。
通常の日常生活を送ってみて、「ここが不便」と思ったときに買い足せば良い話ですし、福祉用具専門店には、福祉用具専門相談員がおりますので、一度、家の中を見てもらうか、どこに何が必要かを相談するのも良いと思います。ご自宅でしたら、本人に確認しながら話を進めることが出来ますので、みんなが安心出来ると思います。
介護用品をレンタル出来るものと出来ないもの
介護保険制度でレンタルが可能な物は13種類です。ケアマネージャーが作成したプランの中で福祉用具の指定事業者から1割負担で借りることが出来ます。
しかし、要介護度により、全額利用者負担の場合がありますので、ケアマネージャーに確認をとって下さい。
基本的に、直接肌に触るもの、排泄に関わるものに関しては、レンタルは出来ないことになっていますのでこれらに関しては購入するしかありません。その場合は、支給の上限額は10万円になっており、最初に全額支払をして、後から9割戻ってくるという償還払い制度になっています。
まとめ
どのような身体的な状態になっても、高齢者だからといってプライドがない訳ではありません。
その人なりのプライドはありますし、家族もそれを尊重すべきです。みんなが順番に歳を重ね、色んな病気やケガなどを負い、不自由な生活を強いられる時がくるかもしれません。
そのことを念頭に置いて、ご本人を無視して介護用品を選ぶようなことはしないように、気をつけたいものです。
介護グッズ画像URL:
http://www.photo-ac.com/main/search?q=%E4%BB%8B%E8%AD%B7&srt=dlrank&pp=39&p=3
7f5b85dba9796e7ea329e9c2f8ca87b3_s.jpg
トイレ画像URL:
http://www.photo-ac.com/main/search?q=%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC&srt=dlrank&pp=39&p=3
71fe7d25e7da55c2d1eb422391eedccd_s.jpg