近頃、都内だけでなく地方へも拡大しつつある喫茶店を知っていますか?
それは「認知症カフェ」と呼ばれる喫茶店です。
「認知症カフェなんて聞いた事が無い…」「お客さんもマスターも全員認知症?」
等のように疑問もあると思いますので、今回は認知症カフェについて紹介していきます。
■1:認知症カフェはどんな喫茶店なの?メリットはあるの?
認知症カフェは、認知症の方々や認知症を予防したい高齢者等が集まってお話やゲーム、そして映画上映会等を行う喫茶店です。この認知症カフェがありますと、周辺の高齢者や認知症を抱えている高齢者に3つのメリットがあります。
1つ目は地域住民の孤立を防ぐ事です。
テレビでも取り上げられている「孤独死」皆さんも聞いた事があると思います。
その多くは高齢者で中には数年間放置されたままの方もいます。
認知症カフェが高齢者の近隣にあれば、そこを高齢者達の集いの場所となり今まで会話しなかった方との交流が広がるまたは外出する意欲が増すようになります。
すると強制ではなく自分の意思で外出するようになりますので自然と孤立を防ぐ事ができると言う訳です。
2つ目は認知症の予防に繋がることです。
認知症カフェでは、そこでお菓子やコーヒーを飲むだけではありません。
スタッフや派遣されてきた介護福祉士の指導の下、認知症予防のために様々な取り組みがされているのです。
例えば、人の話に耳を傾ける「傾聴」そして聞いた事や覚えている事を再び呼び覚まして脳を活性化させる「回想法」等を行っています。
他にも地域によって異なりますが、カラオケ大会・有名人を呼んでコンサートを行うと言った事も行われています。
3つ目は家族の負担が減る事です。
認知症を発症しますと、その方と付きっ切りでいなければなりません。
と言うのも徘徊をする・自分の家が分からなくなるため帰ってこない・徘徊中の事故や捜索等で他人に迷惑をかけると言った事があるからです。
しかし認知症カフェがありますと先ほど紹介したように、認知症を予防、もしくは遅らせるための指導を行っている。
また地域住民と一緒にいますので、一緒にいる時間が増えて介護に要する時間が激減するでしょう。
■2:認知症カフェは登録や費用が必要なの?
認知症カフェは特別な登録は必要としません。
好きな時に来て好きな時に帰宅できます。
また一般の喫茶店のようにコーヒー1杯で500円と言う値段ではなく、お菓子・コーヒーが付いて100~200円ぐらいでしょう。
地域によって値段や提供しているサービスが異なりますので、予め地方自治体のホームページ等で確認しましょう。
いかがでしたでしょうか?
認知症カフェは上記のように多くのメリットがあります。
認知症予防だけでなく、孤独死の防止や家族の負担が減るのは素晴らしい事です。
もし、皆さんの身近に認知症カフェがありましたら利用してみてはいかがでしょうか?
引用URL
https://www.pakutaso.com/20140813219wi-fi.html