今年も気づけば、冬がもう終わろうとしています。
もう薄着になる夏はすぐそこです。となるとやはりあわててダイエットを始めようする人が増えてきますよね!
そこでダイエットと言えば、皆さんの中でどのようなダイエットが主流なのでしょうか?いろいろあるとは思いますが、
昔から、炭水化物抜きダイエットは今も続く人気ダイエットですよね。
TVで芸能人がご飯やパン、うどんなどの炭水化物を抜いてやせた記録を視聴したり、ネットの口コミを見たりして、炭水化物=太る、だから炭水化物を抜けばすぐにやせられる!というイメージが世間一般では定着しているようです。
しかし、少し冷静になりましょう。
炭水化物ダイエットについて一度みてましょう。
炭水化物を抜くとどうなる?
私たちが1日に必要とする炭水化物は総エネルギー必要量の50%~70%が望ましいとされています。
炭水化物は、人が生きるために必要な三大栄養素「脂質・糖質・タンパク質」のうち、糖質(ブドウ糖)にあたります。炭水化物を抜くと、血糖値がダウンします。血糖値がダウンすると、頭がボーっとする、集中力の低下、疲れやすくなるといった悪影響が出てきます。
食事から糖が補給されなくなると、肝臓に貯蔵されていたグリコーゲンが分解されてブドウ糖がつくられますが、10時間ほどでなくなってしまい、その後は筋肉に貯蔵されていたブドウ糖が使われます。
しかし、これも1日で消費されてしまいます。
つまり、炭水化物を抜くと、肝臓へ負担をかけ、筋肉もやせることになります。そのうえ、炭水化物を抜いていた状態で、炭水化物を摂取した場合、血糖値が急上昇して生活習慣病を引き起こす原因にもなります。女性の場合は、ブドウ糖と自律神経は密接な関係があるので、生理不順になることもあります。
また、炭水化物を食べないと満腹感がないので、飢餓感による精神的ストレスもあります。
炭水化物抜きダイエットは実際どうなのか?
JA全農が20~30代の美容に関心のある女性600人に、米を食べることや炭水化物抜きダイエットについてどう思うかというアンケートを実施したところ、炭水化物抜きダイエットを経験した人の72.4%が「体調や肌の調子が悪くなった」と答えています。
「米を食べることは美容に良いと思いますか」という質問には、全体の51.6%が「良いと思う」と答えています。実際に炭水化物抜きダイエットを経験した人は、良い効果が得られなかったと実感しているんですね。
どうしてもやりたい人は…
急に効果が欲しい人、どうしても炭水化物抜きダイエットじゃないとダメな人、いると思います。
そういう時はまずルールを作りましょう。
絶対に守らなければならないルールは、時間です。
炭水化物ダイエットをする期間は長くて約2週間までです。
そして、朝と昼はしっかり食べ、夜を抜くか減らすか選びましょう。
次におかずや野菜はたくさん食べましょう。
最後に、間食と夜20時以降の食事はしないようにしましょう。
おそらく太っている人または体重が落ちない人の原因は、この間食にあると思
います。
本気で痩せる気があるならまずコレを辞めましょう。
全てのダイエットに共通して言えることは、食べない という選択肢のダイエットはありません。
しっかり食べて、栄養バランスを全体的に減らす、もしくは運動することが一番なのです。
痩せるためとはいえ、過剰なダイエットは命を落とす場合もあるので気を付けて行いましょうね!