睡眠不足が痙攣のきっかけ!
疲れが溜まっていると、まぶたがピクピクと痙攣することはありませんか?自分の意思とは関係なく痙攣をおこすので、止めることもできず…。でも気になってほかの作業に集中できないし、人に指摘されると恥ずかしい。そのまぶたの痙攣は、「疲れ」だけが原因じゃないのかもしれません。今回はそんなまぶたの痙攣について紹介します。
もちろんまぶたの痙攣の大半の原因は「疲れ」です。誰しも一度くらいはまぶたがピクピクと動くのを経験したことがあるのではないでしょうか。睡眠不足で疲れていたり、パソコンやスマホなどのモニターを集中して見ていたりすると、まぶたが痙攣し始めます。これは、目元の血流が悪くなっているためなのです。その場合は、目の血行を良くすればよいので、目元をやさしくマッサージしたり、蒸しタオルで温めたりすることで改善します。また、睡眠をしっかりとることも大切です。なかなか睡眠時間が取れないことが続くと、まぶたの痙攣が顕著に表れます。当たり前のことではあるのですが、質の良い睡眠と食事をとることが疲労回復のための最重要事項です。
まぶたの痙攣から大事故に!?
では、しっかり寝てもいるしストレスも溜まっていない…なのにまぶたが痙攣する。そんなときは 「眼瞼痙攣(がんけんけいれん)」が関係しているかもしれません。こちらもまぶたの痙攣のことで、自分の意思とは関係なく筋肉が収縮して起こるものです。初期症状としては光がまぶしく感じたり、目が乾いたりといった「ドライアイ」に似たような症状が起きます。そのため、「眼臉痙攣」と「ドライアイ」の区別がつきにくく、間違って処置されることもあります。症状が進むと、まばたきが増えたり、まぶたが下がってきたりして目が開けられないなんてことにもなります。そうなると、大事故にも繋がりかねません。原因は神経系の異常とされていますが、まだ正確にはわかっていません。自然に回復することもほとんどないため、現在では「ボツリヌス注射」という神経を麻痺させる注射を打つことで治療します。あえて麻痺させることで痙攣を抑えるようです。
ほかにもまぶたの痙攣からつながる病気はあります。まぶたの痙攣は、なっているときは気になりますが、治ってしまうとそのまま忘れてしまうものですよね。頻繁に繰り返されることがなければ、大きな問題につながることはほとんどないですが、痙攣するスパンが短くなってきたと感じたら、先述したような病気が隠れているのかもしれません。生活を送る上で、どうしても目は酷使してしまうもの。意識して休息を取らせるようにしていきましょう。