現在、メンタルヘルス部門で注目されている症状があります。
その症状は「ADHD」と呼ばれる注意欠陥及び多動性障害と呼ばれる症状です。
この症状が出たから体に害になる!と言うわけではありませんが、放置しておくと大変な事になっていきます。
そこで今回、ADHDの特徴と早めに気づきたい理由について紹介していきます。
- ADHDはどんな症状?
ADHDは主に2つの特徴に分かれます。
1つ目が不注意型と呼ばれる症状です。
この症状の場合「集中力」が続かない、忘れやすい、そして作業をしていても気が散りやすい特徴が出てきます。
そのため学校に通っている子ですと、授業に集中できない・宿題を忘れやすい・物事へ対して注意がいかず、怪我をしやすくなります。もちろん大人でも仕事に支障が出てしまいます。
この症状の多くは女性に出やすいと言われています。
2つ目は多動性型です。
多動性型の特徴は考える前に行動する、または自分が何か思いついたら相手の事を考えずに行動する事です。同じく学校に通っている子ですと周囲の話を聞かない・授業から出ていってしまう・怒りやすくなる、などの症状があります。大人でも、急に話題を変えたり場の空気を読めずに勝手に身も蓋もないお話をするようになります。
こちらでは主に男性の方が多いと言われています。
- なぜ早めに気づいた方が良いの?
早めに気づいた方が良い理由として、病気を併発しやすくなるからです。
特に多いのが「うつ病」です。
学校ではADHDのせいで他の子と違うためにいじめられたり、集中力が散漫のため成績が良くならずストレスが溜まっていきます。そして帰宅しても親が子供のADHDに気づいていないため大いに叱りつけてしまうため、余計にストレスが溜まっていきます。
これでは落ち着ける環境に無い子供はストレスを解消するところが無くなり、うつ病に陥る危険性があるのです!
大人も同様です。
大人も自分がADHDに掛かっている事を知らずに成長しますと、仕事が上手くいかない・人間関係も上手くいかず大きなストレスとなります。最悪の場合、うつ病を発症してしまい社会復帰するまで長時間掛かる可能性も否定できません。
そのため子供も大人も早めに気づいて病院へ行き、カウンセリングや薬物治療で対処しましょう。
最後になりますが、ADHDはできるかぎり早めに気づくべき症状です。
特に子供時代から気づいてあげれば、病院の先生からADHDについて詳しく説明を受けられますし何より育児についてもアドバイスをしていただけます。
もし「私の子供…人と違うのかな?」そう感じましたら一度病院に行って確かめてみましょう。
引用URL