引き続き、介護保険制度を利用しない介護が必要な高齢者向けサービスを調べていきましょう。
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「高齢者緊急通報システム」
一人暮らしの高齢者が、誰にも知られることがなく自宅で孤独に死を迎える「孤独死」は、大きな社会問題ともなりました。
しかし、この問題は過去形で終わらせることは出来なくて、日本全国に同じような問題があることは皆様もご存知のとおりです。
そこで登場してきたのが、緊急通報システム。ただこれは新しいものではなく、民間のセキュリティ会社などではかねてから契約家庭に配備していたものです。何かあった場合にボタンのような緊急発報機器を押すと、警備会社に連絡が入り、すぐに駆けつけてくれるサービスでした。
これを、緊急ボタンが押されたらすぐに駆けつける代わりに、警備会社から電話が入り、その電話に出られなかった場合には派遣員などが緊急で駆けつけてくれるというサービスです。
http://www.photo-ac.com/main/detail/98820?title=
もちろん、他の方法もあります。例えば、お湯のポットの電源と連動している安否確認サービスです。ポットに電源を入れた時、お湯を使用した時など、リアルタイムの情報がサポート会社へ更新されていき、離れて暮らす家族にメール等で通知することが出来るシステムです。
さらに、使用している電気やガスの状況などで、生活をおくっているかどうかが分かるサービスもあります。
今は、子供世帯が親と別居する核家族化が著明に進み、何かあってもすぐに駆けつけることが出来ない遠方に暮らしている家族が多い時ですから、このようなサービスは肝いりともいるでしょう。
行政によって、どのタイプを導入するかはバラバラのようですが、機器の設置等にかかる費用の1割を負担することで受けられる行政が多いようです。
「リハビリ支援」
都内のある区は画期的です。介護保険を利用しながらリハビリを行っている高齢者に対し、介護保険内では十分なリハビリを受けることが出来ない方を対象に、区が委託している診療所等からの理学療法士等によって、自宅でリハビリを受けることが出来ます。
http://www.photo-ac.com/main/detail/3905?title=
自宅で受けることが出来る、ということがキーポイントです。なぜなら、介護が必要な高齢者は、通所リハビリなどバリアフリー化が進んでいるユニバーサルデザイン上であれば、転倒する危険もなく動ける人が大勢います。
しかし、実際に暮らしているのは、段差も他のリスクもある自宅です。なので、自分が住んでいるところで実際に起こりうるリスクを回避するためのリハビリを受けることが出来るのですから、重要なのです。
費用は、介護保険で訪問リハビリを利用した場合とほぼ同額のようですね。
これとは逆に、運動のために介護予防運動を行っている施設へ通うことが出来る事業もあるようです。ただ、無料で参加できる教室の場合には、介護が必要になる予備群の方を対象としている場合が多いようですね。外国人労働者雇用~社会保険、労働保険の仕組み~のことならお気軽にご相談下さい。