安全・安心バスタイムの必需品!入浴介護グッズ5選
日本人はお風呂好きな民族だといわれています。温泉が好きな人は多いですね。家庭でバスタイムを楽しむために、様々な入浴剤や防水機能のある本、お風呂で使う枕などが売られています。ゆっくりと浴槽につかり、ほっと癒されるお風呂ですが、入浴の介護は重労働です。お風呂の床は濡れて滑りやすく、筋力が弱っている高齢者を支えて、けがのないように気をつかうため、介護者は一苦労です。安全で負担の少ない入浴介助のための介護グッズを紹介します。
- シャワーチェア
シャワーを浴びるときや、洗体、洗髪の際に座る椅子。身体を支える筋力が低下した人に配慮されています。様々な種類がありますが、背もたれがしっかりしていて肘掛部分が可動式、座席面がやわらかい素材のものがおすすめ。狭い浴室では折りたたみが片手で簡単にできるタイプが便利です。
■ 手すり
浴槽の出入りが安心になるグッズ。浴槽の縁にはさみこむようにして取り付けることができ、浴槽の縁の厚さによって様々なタイプがあります。入浴中、手すりにつかまって姿勢保持をすることもできます。
- 滑り止めマット
浴槽内や浴室の出入り口に敷くことで転倒を防ぐことができます。裏面に吸盤があるタイプが多く、床にぴったりとフィットします。防カビ加工が施してあるものや、洗濯可能なものもあります。
■ バスボード
浴槽の両縁に渡して、バスボード裏のストッパーでボードを固定させて設置する介助グッズ。手すりでは浴槽の出入りが不安な人におすすめ。洗い場からバスボードにいったん座ってから片足ずつ浴槽に下ろして、安定した姿勢を取りながら浴槽の出入りができます。購入前に浴室や浴槽のサイズを確認して、適した大きさを選びましょう。
- 踏み台
浴槽に入るときに使う踏み台は、吸盤がついていて滑らないようになっています。浴槽内に入れて椅子としても使用可能なタイプは、身体が安定して湯船につかることができます。
これらの入浴補助用具は「特定福祉用具」と定められています。直接肌に触れるものなのでレンタルはなく、販売のみです。介護保険の要支援・要介護認定を受けていたら、1割負担で購入することができます。上記で挙げた入浴補助用具のうち、滑り止めマットと踏み台は介護保険の適用外なので全額実費購入となりますが、踏み台はだめでも浴槽内で使う浴槽台は介護保険の適用可能、と似ている用途でも違いがあります。「特定福祉用具」購入の際は担当のケアマネジャーに相談しましょう。介護グッズの活用で安全・安心なバスタイムを!