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使う人に最適なものを!補聴器の種類と選び方

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耳が不自由な人を聴覚障がい者といいます。聴覚障がいの原因は、母親が妊娠中にウイルスにかかったことや、未熟児で生まれたことなどによる先天性のものと後天性のものがあります。後天性の原因は、病気や薬の副作用、長期間に渡る重度の騒音や頭部への衝撃、突発性難聴や加齢などがあります。聴覚障がい者をサポートする道具として、補聴器が広く知られています。

今回は、補聴器について紹介します。

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  • 補聴器の種類

補聴器は、対面での会話に用いるものと離れたところでの会話に用いるものがあります。

 

  1. 対面での会話に用いる補聴器

 

① 耳穴型

耳の穴に入れて使うタイプです。周囲からつけていることを気づかれにくい補聴器です。その一方、小さいのでなくしやすく操作が難しいデメリットもあります。既成のものと、自分の耳の穴に合わせてオーダーメードで作るものがあります。オーダーメードで作ったものはぴったりとフィットするので落下の心配がなく安心です。価格は既製品で5万円~8万円前後、オーダーメードで10万円~40万円前後です。

 

② 耳かけ型

耳にかけて使うタイプは、耳穴型と比べると目立ちますが、カラーバリエーションが豊富でデザイン性にすぐれたものが多くあります。その一方、眼鏡をかけている人は邪魔になりやすく、汗で濡れてしまい壊れやすいデメリットもあります。価格は4万円~30万円前後です。

 

③ ポケット型

本体をポケットに入れてコードでイヤホンとつないで使用するタイプです。スピーカーから出た音が直接耳の中に入るので、最も音質に優れています。本体を手元で見ながら操作できるので扱いも簡単です。その一方、ポケットに入っているので衣擦れ音やコードが気になるデメリットもあります。価格は4万円~10万円前後です。

 

④ 眼鏡型

眼鏡に耳かけ型の補聴器を連結するタイプと、眼鏡のつるに補聴器を埋め込むタイプがあります。眼鏡と一体になっているので、補聴器をつけていることを周囲に気づかれにくく、普段眼鏡をかけている人には一緒に使うことができて便利です。フレームのデザインや色を好みで選ぶこともできます。その一方、眼鏡と補聴器を別々に使うことができないデメリットもあります。価格は15万円前後です。

 

  1. 離れたところでの話を聞き取る補聴器

 

① FM補聴器

話す人がマイクを持ちFM電波を飛ばして、その電波を受信して聞くタイプです。離れた場所や周囲が騒がしい場所でも明瞭に聞き取ることができます。その一方、話し手にマイクを持ってもらわなければならない、電池寿命が短いなどのデメリットもあります。価格は送信機や受信機を合わせて30万円前後です。

 

  • 補聴器の選び方

補聴器は医療機器です。最初に耳鼻咽喉科で診断を受けてから、補聴器取扱店へ行きましょう。必ず、認定補聴技能者のいる認定補聴器店(テクノエイド協会認定)で購入しましょう。補聴器を選ぶ際に大切なことは、使う人の聴力や聞こえ方の状態、どのようなときに使うかということです。予算の問題も含めて、しっかりとカウンセリングを受けて信頼できる販売店を探してください。

 

 

補聴器は、身体障がい者手帳を持っていれば難聴の程度に応じて、お住まいの市町村から支給を受けることができます。原則として自己負担1割となります。

詳しくは、お住まいの市町村の福祉課へ問い合わせてください。

使う人に最適な補聴器を選んで、快適な日々をお過ごしください!

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