認知症症状を引き起こす病にはアルツハイマー型や脳血管性認知症などがありますが、いずれも脳の委縮や脳梗塞など脳に症状の原因があります。
そのため、認知症予防には脳を活性化させ、たとえ脳の一部分が衰えたとしても、別の部分でそれを補うことで症状の進行を遅らせることができると言われています。
認知症になってしまってから何かを始めるのは、習慣づけや技術習得などどうしても難しい部分があります。
健康なうちから認知症予防に力を入れるようにすることが要介護状態にならないための第一歩だとも言えます。
脳の機能を活性化
脳は視覚、聴覚、味覚、触覚などあらゆる刺激を受けます。
高齢者の方に多い時間の過ごし方の一つに長時間のテレビ鑑賞があげられますが、普段長時間テレビを見て過ごしてしまうと、その刺激を受ける機会を非常に減らしてしまいます。
できるだけ刺激のある日常を過ごすように心がけるだけでも認知症予防に効果があります。
例えば、指先を使った作業を行ったり、楽器を演奏したり、あるいは漢字ドリルや計算ドリルなど考える習慣をつけたりすると予防につながると言われています。
指先を使った認知症予防グッズ
指先を使ったトレーニングに役立つのは、折り紙や裁縫などが身近なものであります。
折り紙でもなるべく細かく複雑なものを折るように心がけると手先も器用になりますし、脳への刺激も大きくなると期待されます。
また、生け花やフラワーアレンジメントなども良く取り入れられています。
造花を使った生け花グッズやキットなども売られているので活用してみてもいいかもしれません。
男性で花はちょっと抵抗があるという方は書道などでも認知症予防への効果が期待できます。
遊んで楽しくケアしましょう
認知症予防だとわかっていても「作業」を永遠と続けるのは抵抗があるという人も多いでしょう。
そんな方にはおもちゃや楽器を使った予防方法がお勧めです。
お手玉やけん玉、トランプなどを利用してもいいですし、ギターやピアノなども効果が期待できます。
ギターやピアノはハードルが高いと感じるなら、ハンドベルやハーモニカなんかでも良いです。
最近は高齢者でもスマートフォンやタブレットを利用していますので、学習機能の付いたアプリや音楽が楽しめるアプリなどゲーム感覚で気軽に利用する人も増えてきています。
とにかく興味がわいてくるようなものを探して継続することが重要です。
いろんな認知症予防グッズを取り入れて認知症の予防に力を入れてみましょう。
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