私が20ぐらいの時、荷物の検品作業のアルバイトに従事していたのですが、時給面では少々高額であったものの、冷暖房が設置されていない、屋外作業が多い、検品対象となる荷物の重さが腰にくる、等の理由でどうしても、日本国籍を所有している若い人は集まらず、外国人労働者頼みになっていたのです。
今回は、共に汗を流して働いた、外国人労働者の方々との思い出話をしたく思います!
・いや、そのギャップはズルいわ!朝の点呼確認にて!
働いていた作業場では、タイムカードなんておしゃれなものは存在せず、全てA5サイズの紙に名前と、出社退社を記入することになっていたのです。
9時になると朝礼が始まり、班長と呼ばれている人(因みに、日本人です)が、出社時間が記入された紙を片手に点呼確認を行うことになっていました。
バイト初日のあの日の、点呼確認を忘れることはできない。
「田中太郎さんー」「ハイヤッ!」返事をするためのハイがなまったのだろうか。
明らかに、田中太郎よりもジョン・スミスが似合う顔の堀が深い中東系の方が返事をしていました。
その後も、「鈴木一郎さん」「山田孝さん」「佐藤優太さん」などの和風な名前に独特の「ハイヤッ!」で返事をしていく外国人労働者の皆さん。
後々、判明したのですが、班長曰く不法滞在に近い外国人労働者を守るには日本名を使ったほうが良いと上が判断したとのこと。
「ハイヤッ!」って返事する日本人、見たことないけど、大丈夫だったのでしょうか。。。
・ちょ、勝手に塗らんといて!秘伝薬塗りたくりババア
独特の点呼確認、外国人労働者の癖のある名前にも慣れてきて、仕事のコツを掴んできたころに、働き初めて3年経つという台湾人オバアちゃんに話かけられた時のことである。
この職場では、日本語でコミュニケーションをとる機会が少なく、台湾人のオバアちゃんの流暢な日本語には、かなり驚かせされました。
「今、何歳?」「仕事きついねー」「恋人さんはいるの?」とか、何気無い会話を楽んでいました。
そんな時に、オバアちゃんがポケットに手を突っ込んで、何やら薬のようなものをだしていたのです。
なんだろなぁー、と仕事で疲れていてボッーとしていた私に、突然、台湾のオバアちゃんが「元気百倍っ!!」と、とても大きな声を出し、私の腕に薬を塗りたくってきた。
私も負けじと叫んだ。
台湾のオバアちゃんはニヤッと笑い「この薬、めちゃ効くよ」とだけ言い残し、持ち場に戻った。
その夜、私はめっちゃくちゃ元気な夜を大ハッスルしました。(実は、あの薬を今でも、探してます)
最後まで、通読していただきありがとうございました。
外国人労働者の方々との思い出話、いかがでしたでしょうか?もし身近に外国人労働者の方がいるなら積極的に、接してみて下さい!
現在では、外国人技能実習生という方たちが多数きているそうですが、私はまだ働いた事がありません。
今考えると、あの方たちはなんの立場で働いていたのでしょうか?
日本てそんなに不法滞在ができるなんて驚いてしまいます。
外国人労働者が増えることで、いろいろな議論があるそうですが、そのあたりはコチラに書いてありますので、興味ありましたらどうぞ。
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