私が新卒で、カフェのキッチンで働いていた時の事です。
働いて1年程経った頃、7歳ほど年上の女性外国人労働者がアルバイトとしてやって来ました。
日本語もそれなりに話せますし、他に雑貨店のアルバイトとかけもちしているという事で、働く事に意欲的なのだと思っていました。
職場のキッチンはとても狭く、人の後ろを通る時は「通ります」と言ったり、体を寄せたりして、共に働く人達みんなが気を使いあう事によって気持ち良く働いていました。
しかしその外国人労働者は、人にぶつかったり押したりする事を悪いと思わないのか、明らかに通れそうにない所を無理矢理通ろうとして来ました。
みんなびっくりしてイライラする事もありましたが、頑張って働こうとしているし根は悪い人ではないので、国民性の違いもあるのでは、とスルーしていました。
また店内も座席数が多く通路が狭いので、お客様が通られる時は店員は避けたり立ち止まったりするのが当たり前なのですが、お客様と正面衝突する状態でもぶつかって行って、さすがにそれは注意をしました。
しかし彼女は、日本人はみんな気を使いすぎだ、と反論して来てあまり聞き入れてはくれませんでした。
それから1週間程働いていたのですが、ある日お腹が痛くて今日は行けないと出勤時間を過ぎた頃に電話がかかってきました。
それから来たり来なかったりが続き、どんどんドタキャンするようになっていきました。
ドタキャンした後には何事もなかったかのようにケロッとして笑っているので、その神経の図太さにも驚きました。私は年下だったせいか、何度注意しても全く聞いてくれず、完全になめられていたようです。
彼女の中で順位のようなものがあるのか、年上の上司社員には急にヘコヘコしだします。
その上司がドタキャンはいけないと叱ってくれて、その後数日は真面目に頑張っているように見えたのですが、しばらくするとまたドタキャンするようになってきました。
連絡をしてみたら、今度は家の鍵が壊れて鍵が閉まらず家から出られない。昼に修理に来るから直ったら行く、と言ったきり連絡もなく来ませんでした。
もはやその理由も意味不明ですし、彼女のせいで休憩にいけない人も出てきてしまい本当に困りました。
仕事をしている時の姿勢も、頑張っているように見せて実は遊んでいたり、全然進んでいないのに雑談や人の彼氏の話ばかりしたり、あまり真面目な人ではなかったのかもしれません。
かけもち先の雑貨店でも人間関係のトラブルがあったようで、ビザが切れるので母国にひと月程帰ると言ったきり彼女が出勤してくる事は二度とありませんでした。
他の外国人労働者で外国人技能実習生の方とも働いた事がありますが、外国人技能実習生の彼は本当に真面目で丁寧でした。
世の中いろんな人がいますしそれぞれだと思いますが、国民性の違いもあるのかなと思ってしまう部分が大きかったです。
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