ウコンはショウガの仲間です。
原産地はインド、ネパール、インドネシアなど熱帯アジアが主となっていますが、私たちがもつイメージでは沖縄県や奄美大島、そして鹿児島などにあるものといった感じですよね。
ちなみに英語名はターメリックで、よくカレー粉の原料として知られています！
日本でウコンといえば、沖縄伝統の健康食材で、ウコン茶として日常的に飲まれています。
沖縄ではアルコール度数の高い泡盛が愛飲されていますが、肝臓障害やガンなどの病気で亡くなる人が少なく、沖縄県は長寿県として知られています。
この事と、ウコンには何か関係があることには違いなさそうですね。
ウコンというと二日酔い防止ドリンクとしてよく知られており、コンビニやスーパーでも良く見かけますよね。
実は、ウコンに含まれる有効成分のクルクミンが肝機能を強化して、胆汁の分泌を活性化させる効果があるためです。
そしてこの肝機能を強化するのに使われているウコンは秋ウコンと呼ばれていています。
ウコンには「秋ウコン」「春ウコン」「紫ウコン」の3種類があり、秋ウコンは最もクルクミンを含んでいます、お酒をよく飲む人や肝機能に不安のある人には秋ウコンのお茶がオススメです。
春ウコンは秋ウコンよりもクルクミンが少ない代わりに精油成分が豊富です。殺菌作用や抗腫瘍作用、健胃作用や抗炎症作用などの働きがあり、内臓の働きを活発にする作用があります。
紫ウコンはその切り口が紫なのでこの名がついたのですが、別の呼び名としては夏ウコン、ガジュツともいわれています。紫ウコンは、春ウコンや秋ウコンに比べると有効成分であるクルクミンの含有量は少ないのですが、女性にとってはうれしい効果がたくさんあります。
まず老廃物や宿便を排出する作用があります。アズレンという成分が弱った胃腸に働きかけて、活発な動きをアシスト。比較的短時間で老廃物を排出します。また体を温めて脂肪の燃焼を助けてくれるので、ダイエット効果が期待できます。つまり、便秘の改善や、デトックス、ダイエットといった効果です！
ウコンというとお酒をイメージする人が多いと思いますが、美容や健康にも非常に有効な成分が含まれているので、お酒を飲まない人も積極的にお茶にして飲んでもらいたいですね。
ウコン茶の入手について
正直に言えば、生のウコンを手に入れるのはかなり厳しいです。
ただ、インターネットでの購入は簡単です。
そして、沖縄や鹿児島などの道の駅などに行く機会があったら覗いてみてくださいね。売られていることが多いです！
手に入ったらぜひウコン茶を作ってみてください。
作り方は、
- ウコンをスライスして4～5日天日干し
- それを刻んで煮出し
温かいままで飲むとかなり癖が強いので、冷たくして飲む方が飲みやすいかもしれません。
慣れたら美味しいと感じるので、まずは試してみてはいかがでしょうか！