2012年の1月末、岐阜県白川町にNECが高齢者向けサービスを導入した事で話題となりました。それは「ライフコミュニケーションサービス」と言うサービスです。
Androidタブレットを活用したサービスですが、どのようなメリットがあるのでしょうか?
今回、ライフコミュニケーションサービスのメリットについて紹介していきます。
高齢者を見守るサービス
地方自治体では都会と異なり、人数が不足していますので1人1人安否確認を行ったり御用聞きのように伺うのは非常に厳しいです。
ですが、ライフコミュニケーションサービスを導入する事によって手間隙が省けるだけでなく、導入前よりも高齢者の安全を守ることができます。
と言うのも「毎日の健康チェック」「ワンタッチ通報サービス」「テレビ電話サービス」があるからです。健康チェックではタブレット端末で良好・悪い・いつもどおりの中から選択するだけで自治体のサーバーへ転送されます。もし悪いと答えた人がいましたら、その方のところへ訪問すれば良いので1軒1軒訪ねる手間が省けます。
また通報サービスも導入していますので、緊急事態があった場合には家族・病院へワンタッチで通報できるシステムになっています。
回覧板の電子化
高齢者の多くは地域の情報を確認するために「回覧板」を活用すると思われます。
しかし、高齢者が多数いる地方自治体ですと体調不良や物忘れで回覧板が回らず、地域の情報が途絶える危険性があります。
ライフコミュニケーションサービスでは自治体で作成した回覧板を、データとして高齢者に配布したタブレット端末に転送することができます。
印刷する手間隙やお金も掛かりませんし、カラー画像や動画を追加できるのも魅力です!
買い物支援サービス
高齢者にとってありがたいのが買い物支援サービスです!
と言うのも若い時のように、多くの荷物を持って帰宅するのは困難ですし何より地方によっては近隣にスーパーが無い事もあります。
現在では訪問販売車も地方に来るようになりましたが、全部の地方へ行っている訳ではありません。
そこで買い物支援サービスを活用すれば欲しい商品を選択するだけで、担当者が食品・日用品を代わりに購入してきます。
高齢者にとっても代わりに多くの買い物をしてきてくれますし、販売店にとっても普段買い物にこないお客様が購入してくれる、双方に多大なメリットがありますね!
最後になりますが、地方自治体によっては高齢者向けサービスを導入しても気づいていない方々がいます。皆さんの身内で本来であれば活用しているはずが活用していないと言う状況でしたら非常にもったいないです!
もしライフコミュニケーションサービスの範囲内に身内が住んでいるのであれば、できる限り活用してみてはいかがでしょうか?
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