介護

美味しい食事で笑顔に!介護を受ける人への食事術!

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介護食

みなさんは食べることが好きですか?NOと答える方はそうそういないと思います。温かくて美味しいご飯を食べる事は幸せですよね。それは、介護を受けるようになっても変わらないでしょう。
要介護者の方の約6割が、一番の楽しみは「食べる事」だというデータもあります。介護の現場でも、美味しい食事を楽しく食べている時には、介護者も要介護者も笑顔が多いのです。しかし介護者の中には、食事作りを負担に感じ、適切な介護食を提供できていないケースも少なくありません。それでは要介護者は食が進まず、食べてもらえないから作る気持ちも右肩下がり…適切な形態でないと、誤嚥の可能性も。これでは負のスパイラルに陥ってしまいます。

ではどうすればいいの?
今回は介護者の負担を減らし、要介護者に食事を楽しんでもらう方法を紹介します。

要介護者に食事を楽しんでもらおう!

・取り分ける
介護食を別途作ろうと思うとものすごく大変ですよね。けれど、家族や自分の食事から取り分けることができれば、負担をグッと減らすことができます。

例えば肉じゃが。いつもと同じように作り、薄味にしておきます。それを取り分けて、要介護者の状態に合わせて潰す・ミキサーにかける・刻む…などします。少し汁を入れたりして調整するといいですよ。柔らかくしたい場合は、レンチンで調整もできます。水分の飛ばしすぎには注意しましょう。
残りの分はいつもの味付けにすればOK。
繊維の多いもの(きのこ等)・硬いもの(れんこん等)・喉に貼りつきやすいもの(のり、若布等)は、特に気をつけましょう。

・盛り付け
日本人は目で食事をする。というフレーズを聞いたことがあるでしょうか?同じ食べ物でも盛り付け方や彩りで違ってきますよね。

先程の肉じゃが。全部一緒にミキサーに…コレはNG。これでは何の食べ物なのか、見ただけでわかる人はいないでしょう。じゃがいもはじゃがいもだけ…食材毎に分けて、刻むなり潰すなりして盛り付けましょう。食材毎に分かれていれば見た目も美しく、味や食感の違いも楽しめます。

・刺激
食事を作る音、匂い、素敵なお皿や美しい盛り付け、味や舌触り、お箸やスプーンで食べる感覚、食べ物の温かさ。食事は五感を使ってできる、唯一の行動です。バランスよく栄養を摂ることが第一ですが、五感を刺激することのできる介護食を提供することができれば、脳を活性化し、認知症の予防にも繋がります。

食事作りを楽しみ、食べる事を楽しむ。そうすれば自然と、笑顔や会話が増えてきます。食事を見直し、笑顔と会話で心に癒しを。

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