介護

ひと手間加えて食べやすく!食材別にみる介護食の作り方

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介護食

病気や老化が原因で飲食物を咀嚼する力が弱くなり飲みこみが難しくなる障害を嚥下障害といいます。

嚥下障害のある人が食べやすいように様々な調理の工夫をしたものが介護食です。
ではどのように介護食を作れば良いのでしょうか?
今回は食材別の介護食の作り方を紹介します。

穀類
ご飯は柔らかく炊く、またはおかゆにします。パンは、小さくちぎって牛乳でパン粥を作ったり、フレンチトーストにしたりすると食べやすくなります。麺類は、3~5㎝の長さに切って、だし汁にとろみをつけたり、ゼリー状にしたりするとバラバラにならず食べやすいです。お餅は、のどにはりつきやすいので嚥下障害のある人にはおすすめしませんが、どうしても食べたいときはレトルトの介護食で食べやすく工夫されたものがあるので担当の医師に相談しましょう。


適度に脂身があるものが柔らかく食べやすいです。脂身が多すぎるときは筋を切ったり取り除いたりしましょう。鶏肉や豚ロース肉がおすすめです。野菜と一緒に煮込むと柔らかくなります。皮はのどにつまりやすいので必ず取り除きましょう。


白身魚が食べやすいです。すり身にして食べるのも良いでしょう。焼き魚よりも煮魚や蒸し魚がおすすめです。長く煮すぎると身が固くなるので短時間で調理しましょう。刺身の場合はイカやタコなどの噛み切りにくいものは避けて一口大に切りましょう。骨や皮はのどにつまりやすいので必ず取り除きましょう。

野菜・果物
柔らかく煮たり、ミキサーにかけたりすると食べやすくなります。レタスやキャベツなどの葉物野菜はのどにはりつきやすいので葉先の部分を使いましょう。
ごぼうやれんこんは飲みこみにくいので、他の野菜よりも小さく切ったり、すりおろして団子にしたりすると食べやすくなります。
果物は水分が多く比較的食べやすいですが、食べにくいときはペースト状にしたり、ゼリーにしたりするのがおすすめです。


ゆで卵はパサパサしてのどにつまりやすいので、スクランブルエッグや玉子豆腐、茶わんむしやプリンなど水分を含むように調理すると食べやすいです。

水・コーヒー・お茶・ジュース類・汁物
嚥下障害があると、サラサラとした飲み物はむせやすくなります。一口を少なめに飲むためにスプーンやストローで飲んでみましょう。それでもむせる場合は、とろみ剤や片栗粉、ゼラチンなどでとろみをつけると飲みやすくなります。みそ汁は具と汁を分けて食べたり飲んだりするとむせにくいでしょう。みそ汁の具は、わかめやほうれん草など柔らかいものは、のどにはりつきやすいので、千切りにするなどして注意が必要です。

調理のひと手間で嚥下障害のある人も食べやすくなり、食事タイムが楽しみになりますね。作る人は、何が何でも手作りで!とこだわらずにレトルトの介護食を上手に活用するなどして、介護の負担を軽くしましょう。

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