「歯磨きすると血が出るな…」
「歯茎がりんごみたいに真っ赤になってる!」
そんな経験は皆さんありませんか?
そのような症状が出ていますと、もしかしたら歯肉炎の可能性があります。
「歯肉炎って何?」そう考えている人のために今回、歯肉炎について1つずつ解説していきます。
■1:歯肉炎はなぜ発生するの?
歯肉炎の原因は主に歯に付着した歯垢(プラーク)が原因です。
歯磨きを怠ったり、甘いものばかり食べていますと細菌が住みやすい環境になります。
すると細菌は、口内でより歯垢を作り上げてしまいその一部が歯と歯茎の間に入り込んでいくのです。歯垢が入り込むと歯石になるだけでなく、歯垢の中に潜んでいる細菌が毒素を吐き出し歯肉を傷めていきます。
結果、歯茎が弱くなり赤く腫れあがったり強く歯磨きをしていないにもかかわらず出血するのです。
■2:女子の思春期にも多い歯肉炎
実はこの歯肉炎、女子の思春期に多い事を知っていましたか?
その理由は、思春期に女性ホルモンの1つ「エストロゲン」が大量に分泌されるようになるからです。
歯と歯茎の間から出てくる滲出液にはエストロゲンが含まれています。
すると「エネルギー源が来た!」と歯肉炎を引き起こす細菌が寄ってきてしまうのです。
そのため、エストロゲンが多くなる女子の思春期にも歯肉炎が増加するのです。
■3:歯肉炎を治療するには?
まだ歯肉炎の段階であれば、早期発見、そして歯医者による適切な指導で治療する事ができます。飲み薬・塗り薬等の処方や歯肉炎にならない生活習慣を指導されます。
また歯肉炎を悪化させる歯石も一緒に取ってくれます。
ただし「確かに腫れてるけど…そこまで痛まないし大丈夫だろう」と甘い考えだけは絶対にしてはいけません。
そうすると、歯肉炎が悪化して非常に厄介な「歯周炎」に発展していきます!
歯周炎に行く前に、歯肉炎の段階で治療を済ませるようにしましょう!
いかがでしたか?
歯肉炎は、歯磨きを怠る・甘いものを食べる等私達がよくしてしまう行動で発症する歯の病気です。そして最後にも紹介しましたとおり、放置すれば非常に厄介な歯周炎に発展していきます。
「歯肉炎かな…」と思う前に、3ヶ月、最低でも半年に1回は定期健診を行い早期に歯肉炎を発見しましょう。または歯肉炎にならないように歯医者からブラッシングの指導を受けたり口腔ケアをお願いしましょう。そうすれば、いつまでも健康的な歯でいられますよ?
さてさて…
今回は歯肉炎について解説していきましたが、歯肉炎を放置して進行すると厄介な「歯周炎」に発展していきます!
「そこまで気にならない病気でしょ?」
決してそのような事はありませんよ!?
身近な歯の病気で一番厄介な歯周炎について「その8」として紹介しますので、1度は見ていただけると幸いです。
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